1級土木施工管理技術の過去問
令和元年度
必須問題 問84
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度 必須問題 問84 (訂正依頼・報告はこちら)
労働者の健康管理のために事業者が講じるべき措置に関する次の記述のうち、労働安全衛生法令上、誤っているものはどれか。
- 事業者は、原則として常時使用する労働者に対し、1 年以内ごとに 1 回、定期に、医師による健康診断を行わなければならない。
- 休憩時間を除き 1 週間当たり 40 時間を超えて労働させた場合におけるその超えた時間が 1 月当たり 100 時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められる労働者の申出により、保健所のカウンセラーによる面接指導を行わなければならない。
- 一定の危険性・有害性が確認されている化学物質を取り扱う場合には、事業場におけるリスクアセスメントが義務づけられている。
- 事業者は、常時特定粉じん作業に係る業務に労働者を就かせるときは、粉じんの発散防止及び作業場所の換気方法、呼吸用保護具の使用方法等について特別の教育を行わなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.正しいです。
本文は頻出ですのでそのまま覚えても構いません。
労働安全衛生規則 第一遍 第6章 健康の保持増進のための措置 第44条
を参照してください。
2.誤っています。
「その超えた時間が 1 月当たり 100 時間を超え」の部分と
「保健所のカウンセラーによる面接指導」の部分が誤っています。
正しくは「その超えた時間が 1 月当たり 80 時間を超え」
「医師による面接指導」です。これも本文そのまま覚えても構いません。
厚生労働省による「長時間労働者への 医師による面接指導制度について」を
参照してください。
3.正しいです。
本文の通りです。「リスクアセスメント」は最近の用語で出てきます。
おさえておきましょう。
4.正しいです。
本文のとおりです。「特別の教育」という部分をおさえておきましょう。
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02
【正解は2です】
1→正しいです。
労働安全衛生規則に、「事業者は、原則として常時使用する労働者に対し、1 年以内ごとに 1 回、定期に、医師による健康診断を行わなければならない。」とあります。
2→誤りです。
労働安全衛生法により、脳・心臓疾患の発症を予防するため、長時間にわたる労働により疲労の蓄積した労働者(時間外・休日労働時間が1ヶ月当たり80時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められる者(本人からの申出による))に対し、事業者は医師による面接指導を実施することが義務づけられています。
「100時間を超え」ではありません。
3→正しいです。
労働安全衛生法により、一定の危険性・有害性が確認されている化学物質を取り扱う場合には、事業場におけるリスクアセスメントが義務づけられています。
4→正しいです。
労働安全衛生法に、「事業者は、危険又は有害な業務で、厚生労働省令で定めるものに労働者をつかせるときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該業務に関する安全又は衛生のための特別の教育を行なわなければならない。」とあります。
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