1級土木施工管理技術の過去問
令和元年度
必須問題 問89
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度 必須問題 問89 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事の品質管理における「工種」、「品質特性」及び「試験方法」に関する次の組合せのうち、適当なものはどれか。
- 工種:コンクリート工 ------ 品質特性:スランプ ----- 試験方法:圧縮強度試験
- 工種:路盤工 -------------- 品質特性:支持力 ------- 試験方法:CBR試験
- 工種:アスファルト舗装工 -- 品質特性:安定度 ------- 試験方法:平坦性試験
- 工種:土工 ---------------- 品質特性:たわみ量 ----- 試験方法:平板載荷試験
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この過去問の解説 (2件)
01
【正解は 工種:路盤工 --- 品質特性:支持力 --- 試験方法:CBR試験 です。】
誤りです。
コンクリートのスランプは、スランプ試験により求めることができます。
スランプ試験とは、スランプ台板の上に置いたスランプコーン(高さ30㎝)に生コンクリートを規定層詰めて、各層を規定回数突き固めてからスランプコーンを垂直に約3秒で引き上げて、引き上げ前の状態(30㎝)から何㎝下がったかを測定するものです。
コンクリートの軟らかさ(ワーカビリティー)の指標となります。
圧縮強度試験は、現場搬入時などのフレッシュコンクリートから規定本数のテストピースを採取して、規定日数経過時に試験機にて圧縮破壊して、フレッシュコンクリートの呼び強度が満たされているかを確認する試験です。
正しいです。
路盤の支持力は、CBR試験にて求めることができます。
なお、平板載荷試験でも求めることができます。
誤りです。
アスファルトの安定度(供試体の破壊強度)は、マーシャル安定度試験にて求めることができます。
平坦性試験は、アスファルト舗装施工後に、プロフィルメーターという機械を使用して施工後の不陸(デコボコ)度を測定するものです。
誤りです。
平板載荷試験は、土(床付け・路床・路体・路盤等)の支持力を測定する試験です。
たわみ量は、たわみ量測定(ベンケルマンビーム)にて求めることができます。
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02
品質管理における「工種」、「品質特性」及び「試験方法」に関する問題も頻出です。
しっかり見分けられるようにしましょう。
適当ではありません。
コンクリート工 ・・・ スランプ ・・・ スランプ試験 が正解です。
この組み合わせは比較的覚えやすいので消去法でまっさきに消せます。
ちなみにスランプはフレッシュコンクリートの試験、
硬化したコンクリートの試験が「圧縮強度試験」となります。
適当です。
CBR(California Bearing Ratio)は路床や路盤の支持力の大きさを示す
指標です。
路盤工 ・・・ 支持力 ・・・ CBR試験 で正解です。
適当ではありません。
アスファルト舗装工 ・・・ 安定度 ・・・ マーシャル安定度試験
が正解です。
安定度は混合物の流動化抵抗であり、仕上り精度の確認である
「平坦性試験」ではありません。
適当ではありません。
土工 ・・・ たわみ量 ・・・ ベンケルマンビーム(たわみ量測定)
が正解です。
土工のたわみ量とは「仕上り精度」を見るものであり、平板積載荷試験は
地盤の変形、強さなどの支持力特性を見る試験です。
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