1級土木施工管理技士 過去問
令和元年度
問90 (必須問題 問90)

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問題

1級土木施工管理技士試験 令和元年度 問90(必須問題 問90) (訂正依頼・報告はこちら)

JIS A 5308 レディーミクストコンクリートの受入れ検査に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • フレッシュコンクリートのスランプは、レディーミクストコンクリートのスランプの設定値によらず ± 3.0 cmの範囲にあれば合格と判定してよい。
  • フレッシュコンクリートの空気量は、レディーミクストコンクリートの空気量の設定値によらず、 ± 3.0 %の範囲にあれば合格と判定してよい。
  • アルカリ骨材反応については、配合計画書に示されるコンクリート中のアルカリ総量の計算結果が 3.0 kg/m3以下であれば、対策がとられていると判定してよい。
  • 塩化物イオン量については、フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法の結果から計算される塩化物イオン含有量が 3.0 kg/m3以下であれば、合格と判定してよい。

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この過去問の解説 (2件)

01

【正解は「アルカリ骨材反応については、配合計画書に示されるコンクリート中のアルカリ総量の計算結果が 3.0 kg/m3以下であれば、対策がとられていると判定してよい。」です】

選択肢1. フレッシュコンクリートのスランプは、レディーミクストコンクリートのスランプの設定値によらず ± 3.0 cmの範囲にあれば合格と判定してよい。

誤りです。

フレッシュコンクリートのスランプは、レディーミクストコンクリートの「スランプの設定値により ± 1.0 cm~2.5 cm」の範囲にあれば合格と判定できます。

「スランプの設定値によらず± 3.0 cm」ではありません。

選択肢2. フレッシュコンクリートの空気量は、レディーミクストコンクリートの空気量の設定値によらず、 ± 3.0 %の範囲にあれば合格と判定してよい。

誤りです。

フレッシュコンクリートの空気量は、レディーミクストコンクリートの空気量の設定値によらず同じで、「 ± 1.5 %」の範囲にあれば合格と判定できます。

「 ± 3.0 %」ではありません。

選択肢3. アルカリ骨材反応については、配合計画書に示されるコンクリート中のアルカリ総量の計算結果が 3.0 kg/m3以下であれば、対策がとられていると判定してよい。

正しいです。

アルカリ骨材反応については、配合計画書に示されるコンクリート中のアルカリ総量の計算結果が 3.0 kg/m3以下であれば、対策がとられていると判定できます。

選択肢4. 塩化物イオン量については、フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法の結果から計算される塩化物イオン含有量が 3.0 kg/m3以下であれば、合格と判定してよい。

誤りです。

塩化物イオン量については、フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法の結果から計算される塩化物イオン含有量が 「0.3 kg/m3以下」であれば、合格と判定できます。(カンタブ測定器がよく用いられます。)

「3.0 kg/m3以下」ではありません。

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02

正解は「アルカリ骨材反応については、配合計画書に示されるコンクリート中のアルカリ総量の計算結果が 3.0 kg/m3以下であれば、対策がとられていると判定してよい。」です。

選択肢1. フレッシュコンクリートのスランプは、レディーミクストコンクリートのスランプの設定値によらず ± 3.0 cmの範囲にあれば合格と判定してよい。

適当ではありません。

 レディーミクストコンクリートのスランプの設定値によらず

 「 ± 3.0 cmの範囲」の部分が誤っています。

正しくは、レディーミクストコンクリートのスランプの設定値によって異なります。

 許容値は以下です。 

スランプ値が「2.5cm」の場合は「±1cm」 

スランプ値が「5cm及び6.5cm」の場合は「±1.5cm」 

スランプ値が「8cm以上18cm以下」の場合は「±2.5cm」 

スランプ値が「21cm」の場合は「±1.5cm」

選択肢2. フレッシュコンクリートの空気量は、レディーミクストコンクリートの空気量の設定値によらず、 ± 3.0 %の範囲にあれば合格と判定してよい。

適当ではありません。

 空気量に関する設問です。

 レディーミクストコンクリートの空気量の設定値によらず、

 「 ± 1.5 %の範囲」が正解です。

選択肢3. アルカリ骨材反応については、配合計画書に示されるコンクリート中のアルカリ総量の計算結果が 3.0 kg/m3以下であれば、対策がとられていると判定してよい。

適当です。

 今度はアルカリ骨材反応に関してです。

 本文の通り、アルカリ総量の計算結果が 「3.0 kg/m3以下」であれば、

 対策がとられていると判定してよいです。

選択肢4. 塩化物イオン量については、フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法の結果から計算される塩化物イオン含有量が 3.0 kg/m3以下であれば、合格と判定してよい。

適当ではありません。

 塩化物イオン量に関してです。

 正しくは、塩化物イオン含有量が「0.3 kg/m3以下」であれば、

 合格と判定してよい、です。 

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