1級土木施工管理技術の過去問
令和元年度
必須問題 問94
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度 必須問題 問94 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における水質汚濁対策に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- pH測定には、浸漬形と流通形の 2 種類があり、浸漬形はパイプラインに組み込むタイプである。
- 水質汚濁処理技術には、粒子の沈降、かくはん処理、中和処理、脱水処理がある。
- 濁水処理設備は、濁水中の諸成分(SS、pH、油分、重金属類、その他有害物質など)を河川又は下水の放流基準値以下まで下げるための設備である。
- 中和処理では、中和剤として硫酸、塩酸又は炭酸ガスが使用され、炭酸ガスを過剰供給すると強酸性となり危険である。
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この過去問の解説 (2件)
01
【正解は3です】
1→誤りです。
pH測定には、「浸漬形」と「流通形」の 2 種類があります。
浸漬形はタンク・ピット・河川などの測定水のpHを測定するときに使用するタイプです。
パイプラインに組み込むタイプは、流通形です。
2→誤りです。
水質汚濁処理技術には、粒子の沈降、中和処理、脱水処理が主に用いられます。
下水処理等で行われているかくはん処理は行われません。
3→正しいです。
問題文の通り、濁水処理設備は、濁水中の諸成分(SS、pH、油分、重金属類、その他有害物質など)を河川又は下水の放流基準値以下まで下げるための設備です。
4→誤りです。
中和処理では、中和剤として硫酸、塩酸又は炭酸ガスが使用されます。
炭酸ガスではなく、硫酸、塩酸を過剰供給すると強酸性となり危険です。
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02
1.適当ではありません。
パイプラインの途中に組み込むのは、「流通形」です。
「浸漬形」はタンク類、ピットや河川でのpH測定に用いられます。
2.適当ではありません。
本文は、「排水処理設備」に関しての説明です。
3.適当です。
濁水処理設備について述べており、本文の通りです。
4.適当ではありません。
本文のように炭酸ガスを過剰供給した場合、「酸」が「水酸化」に
変化するので、アルカリ性になります。
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