1級土木施工管理技術の過去問
令和2年度
選択問題 問7

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度 選択問題 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート用混和材料に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 膨張材をコンクリート1m3当たり標準使用量20〜30kg程度用いてコンクリートを造ることにより、コンクリートの乾燥収縮や硬化収縮などに起因するひび割れの発生を低減できる。
  • フライアッシュを適切に用いると、コンクリートのワーカビリティーを改善し単位水量を減らすことができることや水和熱による温度上昇の増加などの効果を期待できる。
  • 高性能AE減水剤を用いたコンクリートは、通常のコンクリートと比べて、コンクリート温度や使用材料などの諸条件の変化に対して、ワーカビリティーなどが影響を受けやすい傾向にある。
  • 収縮低減剤は、コンクリート1m3当たり5〜10kg程度添加することでコンクリートの乾燥収縮ひずみを20〜40%程度低減できる。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当なものは2です。


フライアッシュを用いると、コンクリートの水和熱が低減し、コンクリートの温度上昇を抑えることができます。温度上昇の増加ではありません。

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02

1→設問通りです。

膨張材は、コンクリートの乾燥収縮や硬化収縮によるひび割れを抑制する混和材です。

1m3当たり標準使用量は、20〜30kg程度です。

2→誤りです。

フライアッシュを適切に用いると、以下のことがあります。

①コンクリートのワーカビリティーの改善

②単位水量の低減

③水和熱による温度上昇の低減

3→設問通りです。

高性能AE減水剤を用いたコンクリートは、

通常のコンクリートと比べて、コンクリート温度や使用材料などの諸条件の

変化に対して、ワーカビリティーなどが影響を受けやすい傾向にあるので、

製造条件を安定させる必要があります。

4→設問通りです。

収縮低減剤は、毛管空隙中にある水の表面張力を

弱めることで、コンクリートの乾燥収縮ひずみを低減できます。

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