1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
選択問題 問11

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 選択問題 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートの養生に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 高流動コンクリートは、プラスティック収縮ひび割れが生じやすい傾向があり、表面の乾燥を防ぐ対策を行う。
  • 膨張コンクリートは、所要の強度発現及び膨張力を得るために、打ち込み後、湿潤状態に保つことがきわめて重要である。
  • マスコンクリート部材では、型枠脱型時に十分な散水を行い、コンクリート表面の温度をできるだけ早く下げるのがよい。
  • 養生のため型枠を取り外した後にシートやフィルムによる被覆を行う場合は、できるだけ速やかに行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

コンクリートの養生に関する問題です。

選択肢1. 高流動コンクリートは、プラスティック収縮ひび割れが生じやすい傾向があり、表面の乾燥を防ぐ対策を行う。

適当。

高流動コンクリートは、プラスティック収縮ひび割れ(柔らかく形を変えやすいひび割れ)が生じやすい傾向があり、表面の乾燥を防ぐ対策を行います。

選択肢2. 膨張コンクリートは、所要の強度発現及び膨張力を得るために、打ち込み後、湿潤状態に保つことがきわめて重要である。

適当。

膨張コンクリートは、所要の強度発現及び膨張力を得るために、打ち込み後、湿潤状態に保つことがきわめて重要です。

選択肢3. マスコンクリート部材では、型枠脱型時に十分な散水を行い、コンクリート表面の温度をできるだけ早く下げるのがよい。

適当ではない。

散水などで表面のみを冷却すると、内部との温度差によりひび割れが生じやすいため

コンクリート表面の温度をできるだけゆっくり下げます。

選択肢4. 養生のため型枠を取り外した後にシートやフィルムによる被覆を行う場合は、できるだけ速やかに行う。

適当。

養生のため型枠を取り外した後にシートやフィルムによる被覆を行う場合は、できるだけ速やかに行います。

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02

コンクリート養生に関する問題です。

選択肢1. 高流動コンクリートは、プラスティック収縮ひび割れが生じやすい傾向があり、表面の乾燥を防ぐ対策を行う。

適当です。

 高流動コンクリート → プラスティック収縮ひび割れが生じやすい 

 → 表面の乾燥を防ぐ

 以上をセットで覚えましょう。

選択肢2. 膨張コンクリートは、所要の強度発現及び膨張力を得るために、打ち込み後、湿潤状態に保つことがきわめて重要である。

適当です。

 膨張コンクリート → 打ち込み後湿潤状態に保つこと

 以上をセットで覚えましょう。

選択肢3. マスコンクリート部材では、型枠脱型時に十分な散水を行い、コンクリート表面の温度をできるだけ早く下げるのがよい。

適当ではありません。

できるだけ早く下げる」が誤りです。

散水などで表面のみを冷却すると、内部との温度差によりひび割れが生じやすいので、コンクリート表面の温度をできるだけゆっくり下げるのがよいです。

選択肢4. 養生のため型枠を取り外した後にシートやフィルムによる被覆を行う場合は、できるだけ速やかに行う。

適当です。

 本文の通りの養生が正しいです。 

参考になった数20