1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
選択問題 問10

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 選択問題 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋の組立て・継手に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 鉄筋を組み立ててから長時間経過した場合には、コンクリートを打ち込む前に、付着を害するおそれのある浮き錆等を取り除かなければならない。
  • エポキシ樹脂塗装鉄筋は、腐食が生じにくいため、加工及び組立てで損傷が生じても補修を行わなくてよい。
  • 重ね継手における重ね合わせ長さは、鉄筋径が大きい場合は、鉄筋径が小さい場合より長い。
  • 型枠に接するスペーサは、本体コンクリートと同等程度以上の品質を有するモルタル製あるいはコンクリート製とすることを原則とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「エポキシ樹脂塗装鉄筋は、腐食が生じにくいため、加工及び組立てで損傷が生じても補修を行わなくてよい。」です。

選択肢1. 鉄筋を組み立ててから長時間経過した場合には、コンクリートを打ち込む前に、付着を害するおそれのある浮き錆等を取り除かなければならない。

適当。

鉄筋を組み立ててから長時間経過した場合には、コンクリートを打ち込む前に、付着を害するおそれのある浮き錆等を取り除きます。

選択肢2. エポキシ樹脂塗装鉄筋は、腐食が生じにくいため、加工及び組立てで損傷が生じても補修を行わなくてよい。

適当ではない。

加工及び組立てで損傷が生じた場合は、指定のエポキシ補修用塗料を使用するなど補修を行わなければなりません。

選択肢3. 重ね継手における重ね合わせ長さは、鉄筋径が大きい場合は、鉄筋径が小さい場合より長い。

適当。

重ね継手における重ね合わせ長さは、鉄筋径に比例します。

選択肢4. 型枠に接するスペーサは、本体コンクリートと同等程度以上の品質を有するモルタル製あるいはコンクリート製とすることを原則とする。

適当。

型枠に接するスペーサは、本体コンクリートと同等程度以上の品質を有するモルタル製あるいはコンクリート製とすることを原則とします。

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02

正解は「エポキシ樹脂塗装鉄筋は、腐食が生じにくいため、加工及び組立てで損傷が生じても補修を行わなくてよい。」です。

選択肢1. 鉄筋を組み立ててから長時間経過した場合には、コンクリートを打ち込む前に、付着を害するおそれのある浮き錆等を取り除かなければならない。

適当です。

 本文の通りです。

 鉄筋組立後、長時間経過した際の措置に関して述べています。

選択肢2. エポキシ樹脂塗装鉄筋は、腐食が生じにくいため、加工及び組立てで損傷が生じても補修を行わなくてよい。

適当ではありません。

 「エポキシ樹脂塗装鉄筋は腐食が生じにくい」のは正しいですが、

 だからといって損傷が生じても補修しなくてもよいわけありません。

 しかるべき補修を行います。

選択肢3. 重ね継手における重ね合わせ長さは、鉄筋径が大きい場合は、鉄筋径が小さい場合より長い。

適当です。

 本文の通りです。重ね継手における重ね合わせ長さについて述べています。

 鉄筋径が大きい場合は、鉄筋径が小さい場合より長いということは、

 重ね合わせ長さは鉄筋径に比例するということです。

選択肢4. 型枠に接するスペーサは、本体コンクリートと同等程度以上の品質を有するモルタル製あるいはコンクリート製とすることを原則とする。

適当です。

 本文の通りです。型枠に接するスペーサの品質について述べています。 

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