1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
選択問題 問39

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 選択問題 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

港湾構造物の基礎捨石の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 捨石に用いる石材は、台船、グラブ付運搬船(ガット船)、石運船等の運搬船で施工場所まで運び投入する。
  • 捨石の均しには荒均しと本均しがあり、荒均しは直接上部構造物と接する部分を整える作業であり、本均しは直接上部構造物と接しない部分を堅固な構造とする作業である。
  • 捨石の荒均しは、均し基準面に対し凸部と凹部の差があまり生じないように、石材の除去や補充をしながら均す作業で、面がほぼ揃うまで施工する。
  • 捨石の本均しは、均し定規を使用し、大きい石材で基礎表面を形成し、小さい石材を間詰めに使用して緩みのないようにかみ合わせて施工する。

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この過去問の解説 (3件)

01

港湾構造物のうち、「基礎捨石の施工」に関しては頻出ですので押さえておきましょう。

1.適当です。

 捨石に用いる石材の運搬方法に関して述べており、本文の通りです。

2.適当ではありません。

 本文は誤りでよくある「逆のことを述べている」パターンです。

 荒均しは、「直接上部構造物と接していない部分を整える作業」

 本均しは、「直接上部構造物と接する部分を堅固な構造とする作業」です。 

3.適当です。

 「荒均し」の施工内容について述べており、本文の通りです。

4.適当です。

 「本均し」の施工内容について述べており、本文の通りです。 

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02

正解は2です。

1.適当。

問題文の通りです。

2.適当ではない。

捨石の均しには荒均しと本均しがあり、荒均しは直接上部構造物と接しない部分を整える作業であり、本均しは直接上部構造物と接する部分を堅固な構造とする作業です。

3.適当。

問題文の通りです。

4.適当。

問題文の通りです。

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03

港湾構造物の基礎捨石の施工について、基本的事項を理解しましょう。

選択肢1. 捨石に用いる石材は、台船、グラブ付運搬船(ガット船)、石運船等の運搬船で施工場所まで運び投入する。

適当です。

 

捨石は、通常、これらの船舶で運搬され、現場に投入されます。

選択肢2. 捨石の均しには荒均しと本均しがあり、荒均しは直接上部構造物と接する部分を整える作業であり、本均しは直接上部構造物と接しない部分を堅固な構造とする作業である。

適当ではありません。

 

荒均しは、上部構造物と接する部分だけでなく、捨石全体の表面をある程度平坦にするための作業です。本均しは、荒均しでできた凹凸をさらに細かく均し、捨石の表面を滑らかにする作業です。

選択肢3. 捨石の荒均しは、均し基準面に対し凸部と凹部の差があまり生じないように、石材の除去や補充をしながら均す作業で、面がほぼ揃うまで施工する。

適当です。

 

荒均しの目的は、捨石の表面をある程度平坦にすることです。

選択肢4. 捨石の本均しは、均し定規を使用し、大きい石材で基礎表面を形成し、小さい石材を間詰めに使用して緩みのないようにかみ合わせて施工する。

適当です。

 

本均しでは、均し定規を用いてより精度の高い平坦な面を作り、大きい石材と小さい石材を組み合わせることで、捨石の安定性を高めます。

まとめ

捨石の均し作業は、荒均しと本均しの2段階で行われます。荒均しでは、捨石全体の表面をある程度平坦にし、本均しでは、さらに細かい部分まで均して滑らかな表面を作ります。

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