1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
必須問題 問74

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 必須問題 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

静的破砕剤と大型ブレーカを併用する工法で行う橋梁下部工の解体作業に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 大型ブレーカを用いる二次破砕、小割りは、静的破砕剤を充填後、ひび割れが発生する前に行う。
  • 静的破砕剤の練混ぜ水は、清浄な水を使用し、適用温度範囲の上限を超えないように注意する。
  • 大型ブレーカの作業では、コンクリート塊等の落下、飛散による事故防止のため立入禁止措置を講じる。
  • 穿孔径については、削岩機などを用いて破砕リフトの計画高さまで穿孔し、適用可能径の上限を超えていないか確認する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.不適当です。

静的破砕材は、ブレーカーで小割をするのが困難な場合に用いる薬剤であり、時間を掛けて膨張する力で硬質な対象物を破砕する薬剤です。

大型ブレーカを用いる二次破砕、小割りは、静的破砕剤を充填後、ひび割れが発生した後に行います。

2.設問の通りです。

静的破砕剤の練混ぜ水は、清浄な水を使用し、適用温度範囲の上限を超えないように注意します。

静的破砕材の練混ぜ水には、破砕材の物質と化学反応を起こさないように清浄な水を用いる必要があります。

3.設問の通りです。

大型ブレーカの作業では、コンクリート塊等の落下、飛散による事故防止のため立入禁止措置を講じる必要があります。

4.設問の通りです。

穿孔径については、削岩機などを用いて破砕リフトの計画高さまで穿孔し、適用可能径の上限を超えていないか確認しなければなりません。

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02

✖1.大型ブレーカを用いる二次破砕、小割りは、静的破砕剤を充填後、ひび割れが発生した後に行います。

〇2.設問の通りです。

静的破砕剤の練混ぜ水は、清浄な水を使用し、適用温度範囲の上限を超えないように注意します。

〇3.設問の通りです。

大型ブレーカの作業では、立入禁止措置を講じなければなりません。

〇4.設問の通りです。

穿孔径については、削岩機などを用いて破砕リフトの計画高さまで穿孔し、適用可能径の上限を超えていないか確認しなければなりません。

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03

静的破砕剤を用いた破砕作業では、静的破砕剤の作用原理を理解しておきましょう。

選択肢1. 大型ブレーカを用いる二次破砕、小割りは、静的破砕剤を充填後、ひび割れが発生する前に行う。

適当ではありません。

 

静的破砕剤は、コンクリート内部に充填され、水和反応によって膨張し、コンクリートに亀裂を発生させることで破砕を促す材料です。ひび割れが発生する前に二次破砕を行うと、静的破砕剤の膨張効果が十分に発揮されず、かえって破砕作業が困難になる可能性があります。

選択肢2. 静的破砕剤の練混ぜ水は、清浄な水を使用し、適用温度範囲の上限を超えないように注意する。

適当です。

 

静的破砕剤の性能を最大限に引き出すためには、清浄な水を使用し、混濁範囲を適切に管理することが重要です。

選択肢3. 大型ブレーカの作業では、コンクリート塊等の落下、飛散による事故防止のため立入禁止措置を講じる。

適当です。

 

高所での作業においては、落下物による事故のリスクが高いです。立入禁止措置を講じることは、安全確保のための基本的な対策です。

選択肢4. 穿孔径については、削岩機などを用いて破砕リフトの計画高さまで穿孔し、適用可能径の上限を超えていないか確認する。

適当です。

 

静的破砕剤の効果を最大限に引き出すためには、適切な深さと直径で孔をあける必要があります。

まとめ

これら専門的な問題は、過去問を主に意識して解くようにしましょう。

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