1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
必須問題 問76

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 必須問題 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事の品質管理における「工種」、「品質特性」及び「試験方法」に関する組合せのうち、適当なものは次のうちどれか。
  • コンクリート工 ―――― スランプ ――― 圧縮強度試験
  • 路盤工 ―――――――― 締固め度 ――― CBR試験
  • アスファルト舗装工 ―― 安定度 ―――― 平坦性試験
  • 土工 ――――――――― 支持力値 ――― 平板載荷試験

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

試験方法を正しいものに置き換えた場合、以下の組み合わせとなります。

・コンクリート工 ーーーー スランプ ーー スランプ試験

・路盤工 ーーーーーーーー 締固め度 ーー 現場密度試験

・アスファルト舗装工 ーー 安定度 ーーー マーシャル安定度試験

・土工 ーーーーーーーーー 支持力値 ーー 平板載荷試験、CBR試験

1.誤りです。

圧縮強度試験は、圧縮強度を求めるための、いわゆる“つぶし”の試験です。

2.誤りです。

締固め度は、現場密度試験を用いて求めます。

CBR試験は、路盤の支持力を求める試験です。

3.誤りです。

平坦性試験は、アスファルト舗装面の平坦性(不陸の度合い)を測定する試験です。

4.設問の通りです。

支持力値の測定には、平板載荷試験やCBR試験を利用します。

参考になった数44

02

✖1.スランプはコンクリートの柔らかさを判断する指標であり、スランプ試験によって求めます。

スランプコーンにコンクリートを3層に分けて詰め、各層を所定の回数突き固めてからスランプコーンを垂直に引き上げたときの、引き上げ前からの下がりを0.5cm単位で測定します。

圧縮強度試験は、コンクリートの強度を求める試験です。

✖2.締固め度は、現場密度試験を用いて求めます。

CBR試験は、路盤の支持力を求める試験です。

✖3.アスファルト舗装工における安定度は、マーシャル安定度試験によって求めます。

平坦性試験は、施工後にアスファルト舗装面の不陸を測定する試験です。

〇4.設問の通りです。

支持力値の測定には平板載荷試験やCBR試験を利用します。

参考になった数25

03

品質管理と試験の組み合わせは、毎年出題されるため、必ず把握しておきましょう。

選択肢1. コンクリート工 ―――― スランプ ――― 圧縮強度試験

適当ではありません。

 

スランプ試験は、コンクリートの練り混ぜ状態(流動性)を調べる試験です。一方、圧縮強度試験は、硬化したコンクリートの強度を測る試験です。どちらもコンクリートに関する試験ですが、スランプだけではコンクリートの強度を評価できません。

選択肢2. 路盤工 ―――――――― 締固め度 ――― CBR試験

適当ではありません。

 

路盤工は、道路の基盤となる土を締め固める作業です。CBR試験は、路床材料の支持力を評価する試験であるため誤りです。

選択肢3. アスファルト舗装工 ―― 安定度 ―――― 平坦性試験

適当ではありません。

 

安定度試験は、アスファルト混合物の安定性を評価する試験です。平坦性試験は、舗装面の平坦さを評価する試験です。安定度と平坦性は、どちらもアスファルト舗装の品質に影響しますが、直接的な関係はありません。

選択肢4. 土工 ――――――――― 支持力値 ――― 平板載荷試験

適当です。

 

支持力試験は、土の支持力を評価する試験です。平板載荷試験は、その代表的な試験方法です。

まとめ

各選択肢の試験方法が、それぞれの工種の品質特性を評価するのに適切かどうかを比較することで、正解を導き出すことができます。

参考になった数0