1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
選択問題 問27

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 選択問題 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

道路のアスファルト舗装における路床の安定処理の施工方法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 路上混合方式による場合、安定処理の効果を十分に発揮させるには、混合機により対象土を所定の深さまでかき起こし、安定剤を均一に散布・混合し締め固めることが重要である。
  • 路上混合方式による場合、安定材の散布及び混合に際して粉塵対策を施す必要がある場合には、防塵型の安定材を用いたり、シートを設置したりする等の対策をとる。
  • 路上混合方式による場合、粒状の生石灰を用いるときには、一般に、一回目の混合が終了したのち仮転圧して散水し、生石灰の消化が始まる前に再び混合する。
  • 路上混合方式による場合、混合にはバックホゥやブルドーザを使用することもあるが、均一に混合するには、スタビライザを用いることが望ましい。

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この過去問の解説 (3件)

01

道路のアスファルト舗装における路床の安定処理の施工方法に関する設問です。

選択肢1. 路上混合方式による場合、安定処理の効果を十分に発揮させるには、混合機により対象土を所定の深さまでかき起こし、安定剤を均一に散布・混合し締め固めることが重要である。

適当です。

設問の通り、路上混合方式による場合、安定処理の効果を十分に発揮させるには、混合機により対象土を所定の深さまでかき起こし、安定剤を均一に散布・混合し締め固めることが重要です。

選択肢2. 路上混合方式による場合、安定材の散布及び混合に際して粉塵対策を施す必要がある場合には、防塵型の安定材を用いたり、シートを設置したりする等の対策をとる。

適当です。

路上混合方式による場合、安定材の散布及び混合に際して粉塵対策を施す必要がある場合には、防塵型の安定材を用いたり、シートを設置したりする等の対策を行い、近隣へ影響を及ぼさないようにします。

選択肢3. 路上混合方式による場合、粒状の生石灰を用いるときには、一般に、一回目の混合が終了したのち仮転圧して散水し、生石灰の消化が始まる前に再び混合する。

不適当です。

路上混合方式による場合、粒状の生石灰を用いるときには、一般に、一回目の混合が終了したのち仮転圧して散水し、生石灰が消化されてから再び混合します。

選択肢4. 路上混合方式による場合、混合にはバックホゥやブルドーザを使用することもあるが、均一に混合するには、スタビライザを用いることが望ましい。

適当です。

設問の通り、路上混合方式による場合、均一に混合するには、スタビライザを用いることが望ましいです。

当然、狭い道路など施工条件などの影響でバックホゥやブルドーザを使用することもあります。

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02

道路のアスファルト舗装における路床の安定処理の施工方法に関する設問です。

選択肢1. 路上混合方式による場合、安定処理の効果を十分に発揮させるには、混合機により対象土を所定の深さまでかき起こし、安定剤を均一に散布・混合し締め固めることが重要である。

適当です。

路上混合方式による場合、安定処理の効果を十分に発揮させるには、混合機により対象土を所定の深さまでかき起こし、安定剤を均一に散布・混合し締め固めることが重要です。

選択肢2. 路上混合方式による場合、安定材の散布及び混合に際して粉塵対策を施す必要がある場合には、防塵型の安定材を用いたり、シートを設置したりする等の対策をとる。

適当です。

路上混合方式による場合、安定材の散布及び混合に際して粉塵対策を施す必要がある場合には、防塵型の安定材を用いたり、シートを設置したりする等の対策をとります。

選択肢3. 路上混合方式による場合、粒状の生石灰を用いるときには、一般に、一回目の混合が終了したのち仮転圧して散水し、生石灰の消化が始まる前に再び混合する。

不適当です。

路上混合方式による場合、粒状の生石灰を用いるときには、一般に、一回目の混合が終了したのち仮転圧して散水し、生石灰の消化されてから再び混合します。

選択肢4. 路上混合方式による場合、混合にはバックホゥやブルドーザを使用することもあるが、均一に混合するには、スタビライザを用いることが望ましい。

適当です。

路上混合方式による場合、混合にはバックホゥやブルドーザを使用することもあるが、均一に混合するには、スタビライザを用いることが望ましいです。

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03

道路のアスファルト舗装における路床の安定処理について、それぞれの工法と注意点に留意しながら学習しましょう。

選択肢1. 路上混合方式による場合、安定処理の効果を十分に発揮させるには、混合機により対象土を所定の深さまでかき起こし、安定剤を均一に散布・混合し締め固めることが重要である。

適当です。

 

路上混合方式では、土と安定剤を均一に混合し、所定の深さまで処理することで、安定処理の効果を最大限に引き出すことができます。

選択肢2. 路上混合方式による場合、安定材の散布及び混合に際して粉塵対策を施す必要がある場合には、防塵型の安定材を用いたり、シートを設置したりする等の対策をとる。

適当です。

 

安定材の散布や混合作業では、粉塵が発生することがあります。そのため、作業員の健康保護や周辺環境への影響を考慮して、防塵対策を行う必要があります。

選択肢3. 路上混合方式による場合、粒状の生石灰を用いるときには、一般に、一回目の混合が終了したのち仮転圧して散水し、生石灰の消化が始まる前に再び混合する。

適当ではありません。

 

生石灰は水と反応して消石灰となり、その際に発熱します。そのため、生石灰を散布後、すぐに散水すると、局所的な高温となり、混合が不均一になる可能性があります。一般的には、生石灰を散布し、十分に混合してから散水を行い、その後、再度混合します。

選択肢4. 路上混合方式による場合、混合にはバックホゥやブルドーザを使用することもあるが、均一に混合するには、スタビライザを用いることが望ましい。

適当です。

 

バックホウやブルドーザでも混合は可能ですが、スタビライザは土と安定剤を深さ方向に均一に混合できるため、より均質な処理が可能です。

まとめ

路上混合方式以外にも、工場混合方式や半路上混合方式など、様々な安定処理の方法があります。

安定剤の種類には、セメント、石灰、フライアッシュなどがあります。

安定処理の目的は、路床の支持力を向上させ、舗装の耐久性を高めることです。

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