1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
選択問題 問28
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 選択問題 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
道路のアスファルト舗装における路盤の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 上層路盤の粒度調整路盤は、一層の仕上り厚さが20cmを超える場合において所要の締固め度が保証される施工方法が確認されていれば、その仕上り厚さを用いてもよい。
- 上層路盤の加熱混合方式による瀝青安定処理路盤は、一層の施工厚さが20cmまでは一般的なアスファルト混合物の施工方法に準じて施工する。
- 下層路盤の粒状路盤工法では、締固め密度は液性限界付近で最大となるため、乾燥しすぎている場合は適宜散水し、含水比が高くなっている場合は曝気乾燥などを行う。
- 下層路盤の路上混合方式によるセメント安定処理工法では、締固め終了後直ちに交通開放しても差し支えないが、表面を保護するために常時散水するとよい。
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この過去問の解説 (3件)
01
道路のアスファルト舗装における路盤の施工に関する設問です。
適当です。
設問の通り、上層路盤の粒度調整路盤は、一層の仕上り厚さが20cmを超える場合において所要の締固め度が保証される施工方法が確認されていれば、その仕上り厚さを用いても構いません。
不適当です。
上層路盤の加熱混合方式による瀝青安定処理路盤は、一層の施工厚さが10cmまでは一般的なアスファルト混合物の施工方法に準じて施工します。
不適当です。
下層路盤の粒状路盤工法では、締固め密度は最適含水比付近で最大となります。
不適当です。
下層路盤の路上混合方式によるセメント安定処理工法では、締固め終了後直ちに交通開放しても差し支えありませんが、表面を保護するためにはアスファルト乳剤等を用います。
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02
道路のアスファルト舗装における路盤の施工に関する設問です。
適当です。
上層路盤の粒度調整路盤は、一層の仕上り厚さが20cmを超える場合において所要の締固め度が保証される施工方法が確認されていれば、その仕上り厚さを用いてもよいです。
不適当です。
上層路盤の加熱混合方式による瀝青安定処理路盤は、一層の施工厚さが10cmまでは一般的なアスファルト混合物の施工方法に準じて施工します。
不適当です。
締固め密度が最大となるのは最適含水比付近であり、液性限界付近ではありません。
不適当です。
下層路盤の路上混合方式によるセメント安定処理工法では、締固め終了後直ちに交通開放しても差し支えありませんが、表面を保護するために常時散水ではなくアスファルト乳剤等を散布するとよいです。
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03
道路のアスファルト舗装における路盤の施工では、それぞれの材料や工法に適した施工方法を理解しましょう。
適当です。
粒度調整路盤は、粒度を調整した砕石を敷き込み、転圧することで作られます。一般的に一層の仕上り厚さは20cm程度とされていますが、適切な施工管理が行われ、所定の締固め度が確保できることが確認できれば、20cmを超える厚さでも施工可能です。
適当ではありません。
加熱混合方式による瀝青安定処理路盤は、アスファルト混合物とは異なる材料と施工方法を用います。一層の施工厚さに関わらず、瀝青安定処理路盤に適した施工方法で施工する必要があります。
適当ではありません。
締固め密度は、土の含水比によって変化しますが、必ずしも液性限界付近で最大になるとは限りません。土の種類や粒度によって最適な含水比は異なります。また、曝気乾燥は有機物を含む土壌に対して行うことが一般的で、粒状路盤ではあまり行われません。
適当ではありません。
セメント安定処理は、セメントと土を混合し、化学反応によって強度を増す処理です。この反応には一定の時間が必要であり、締固め直後の交通開放は、セメントの硬化を妨げ、強度不足の原因となる可能性があります。また、常時散水は、セメントの硬化を遅らせるため、避けるべきです。
特に、締固め度や含水比、硬化時間など、材料の特性を理解しましょう。
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