1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
選択問題 問40
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 選択問題 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
港湾の防波堤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ケーソン式の直立堤は、海上施工で必要となる工種は少ないものの、荒天日数の多い場所では海上施工日数に著しく制限を受ける。
- ブロック式の直立堤は、施工が確実で容易であり、施工設備が簡単であるが、海上作業期間は一般的に長く、ブロック数が多い場合には、広い製作用地を必要とする。
- 傾斜堤は、施工設備が簡単、工程が単純、施工管理が容易であるが、水深が大きくなれば、多量の材料及び労力を必要とする。
- 混成堤は、石材等の資材の入手の難易度や価格等を比較し、捨石部と直立部の高さの割合を調整して、経済的な断面とすることが可能である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
港湾の防波堤の施工に関する設問です。
過去問にも同様の出題があります。
不適当です。
ケーソン式の直立堤は、海上施工で必要となる工種は多く、荒天日数の多い場所では海上施工日数に著しく制限を受けます。
また作業工種だけでなく製作や施工設備も必要になりますが、本体製作はドライワークが可能なため確実に施工が行えます。
適当です。
設問の通り、ブロック式の直立堤は、施工が確実で容易であり、施工設備が簡単です。
また、海上作業期間は一般的に長く、ブロック数が多い場合には、広い製作用地を必要とします。
ケーソン式に比べると各ブロックの結合が不十分なので、一体性では劣ります。
適当です。
設問の通り、傾斜堤は、施工設備が簡単、工程が単純、施工管理が容易です。
また、一般的に水深の浅い場所で用いられますが、水深が大きくなるほど多量の材料及び労力を必要とします。
適当です。
設問の通り、混成堤は、石材等の資材の入手の難易度や価格等を比較し、捨石部と直立部の高さの割合を調整して、経済的な断面とすることができます。
さらに、施工法・施工設備についていくつもあり、選定できます。
参考になった数17
この解説の修正を提案する
02
港湾の防波堤の施工に関する設問です。
不適当です。
ケーソン式の直立堤は、海上施工で必要となる工種は多く、荒天日数の多い場所では海上施工日数に著しく制限を受けます。
適当です。
ブロック式の直立堤は、施工が確実で容易であり、施工設備が簡単であるが、海上作業期間は一般的に長く、ブロック数が多い場合には、広い製作用地を必要とします。
適当です。
傾斜堤は、施工設備が簡単、工程が単純、施工管理が容易であるが、水深が大きくなれば、多量の材料及び労力を必要とします。
適当です。
混成堤は、石材等の資材の入手の難易度や価格等を比較し、捨石部と直立部の高さの割合を調整して、経済的な断面とすることが可能です。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
03
それぞれの施工の特徴やメリット・デメリットを理解しましょう。
適当ではありません。
ケーソン式は海上での作業は多いです。しかし、天候に左右されやすく、特に荒天時には海上作業が困難になるため、施工期間が長引く可能性があります。
適当です。
ブロック式は、ブロックを積み重ねるだけのシンプルな構造のため、施工が容易で、必要な設備も少ないです。しかし、ブロックを大量に製作・搬送する必要があるため、広大な作業スペースと長い施工期間が必要になります。
適当です。
傾斜堤は、自然石やコンクリートブロックを積み重ねるため、施工が比較的簡単で、工程も単純です。しかし、水深が深くなると、必要な材料量が増え、施工に時間がかかるため、労力とコストがかかります。
適当です。
混成堤は、捨石部と直立部を組み合わせることで、経済性と機能性を両立させることができます。それぞれの部の高さを調整することで、様々な条件に対応できる柔軟な構造となります。
ケーソン式: 工場の製作、海上据付、天候の影響を受けやすい
ブロック式: 施工が簡単、大規模な作業スペースが必要
傾斜式: 施工が簡単、深水域では材料量が増える
混成式: 経済性と機能性を両立
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問39)へ
令和4年度問題一覧
次の問題(問41)へ