1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
選択問題 問41

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 選択問題 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道の路床の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 路床は、軌道及び路盤を安全に支持し、安定した列車走行と良好な保守性を確保するとともに、軌道及び路盤に変状を発生させない等の機能を有するものとする。
  • 路床の範囲に軟弱な層が存在する場合には、軌道の保守性の低下や、走行安定性に影響が生じるおそれがあるため、軟弱層は地盤改良を行うものとする。
  • 切土及び素地における路床の範囲は、一般に列車荷重の影響が大きい施工基面から下3mまでのうち、路盤を除いた地盤部をいう。
  • 地下水及び路盤からの浸透水の排水を図るため、路床の表面には排水工設置位置へ向かって10%程度の適切な排水勾配を設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

鉄道の路床の施工に関する設問です。

選択肢1. 路床は、軌道及び路盤を安全に支持し、安定した列車走行と良好な保守性を確保するとともに、軌道及び路盤に変状を発生させない等の機能を有するものとする。

適当です。

設問の通り、路床は、軌道及び路盤を安全に支持し、安定した列車走行と良好な保守性を確保します。

また、軌道及び路盤に変状を発生させない等の機能を有します。

選択肢2. 路床の範囲に軟弱な層が存在する場合には、軌道の保守性の低下や、走行安定性に影響が生じるおそれがあるため、軟弱層は地盤改良を行うものとする。

適当です。

設問の通り、路床の範囲に軟弱な層が存在する場合には、軌道の保守性の低下や、走行安定性に影響が生じるおそれがあるため、軟弱層は地盤改良を行います。

選択肢3. 切土及び素地における路床の範囲は、一般に列車荷重の影響が大きい施工基面から下3mまでのうち、路盤を除いた地盤部をいう。

適当です。

設問の通り、切土及び素地における路床の範囲は、一般に列車荷重の影響が大きい施工基面から下3mまでのうち、路盤を除いた地盤部をいいます。

選択肢4. 地下水及び路盤からの浸透水の排水を図るため、路床の表面には排水工設置位置へ向かって10%程度の適切な排水勾配を設ける。

不適当です。

地下水及び路盤からの浸透水の排水を図るため、路床の表面には排水工設置位置へ向かって3%程度の適切な排水勾配を設けます。

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02

鉄道の路床の施工に関する設問です。

選択肢1. 路床は、軌道及び路盤を安全に支持し、安定した列車走行と良好な保守性を確保するとともに、軌道及び路盤に変状を発生させない等の機能を有するものとする。

適当です。

路床は、軌道及び路盤を安全に支持し、安定した列車走行と良好な保守性を確保するとともに、軌道及び路盤に変状を発生させない等の機能を有するものとします。

選択肢2. 路床の範囲に軟弱な層が存在する場合には、軌道の保守性の低下や、走行安定性に影響が生じるおそれがあるため、軟弱層は地盤改良を行うものとする。

適当です。

路床の範囲に軟弱な層が存在する場合には、軌道の保守性の低下や、走行安定性に影響が生じるおそれがあるため、軟弱層は地盤改良を行うものとします。

選択肢3. 切土及び素地における路床の範囲は、一般に列車荷重の影響が大きい施工基面から下3mまでのうち、路盤を除いた地盤部をいう。

適当です。

切土及び素地における路床の範囲は、一般に列車荷重の影響が大きい施工基面から下3mまでのうち、路盤を除いた地盤部をいいます。

選択肢4. 地下水及び路盤からの浸透水の排水を図るため、路床の表面には排水工設置位置へ向かって10%程度の適切な排水勾配を設ける。

不適当です。

地下水及び路盤からの浸透水の排水を図るため、路床の表面には排水工設置位置へ向かって3%程度の適切な排水勾配を設けます。

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03

この問題では、路床の機能や範囲、排水方法など、路床に関する基礎的な知識が問われます。

選択肢1. 路床は、軌道及び路盤を安全に支持し、安定した列車走行と良好な保守性を確保するとともに、軌道及び路盤に変状を発生させない等の機能を有するものとする。

適当です。

 

路床は、軌道や路盤を支え、列車の走行を安定させるために重要な役割を果たします。また、軌道や路盤の変形を防ぐことで、保守作業の効率化にも貢献します。

選択肢2. 路床の範囲に軟弱な層が存在する場合には、軌道の保守性の低下や、走行安定性に影響が生じるおそれがあるため、軟弱層は地盤改良を行うものとする。

適当です。

 

路床に軟弱な層があると、列車荷重によって沈下したり、変形したりする可能性があります。そのため、軌道の安定性を確保するために、軟弱層は地盤改良を行う必要があります。

選択肢3. 切土及び素地における路床の範囲は、一般に列車荷重の影響が大きい施工基面から下3mまでのうち、路盤を除いた地盤部をいう。

適当です。

 

切土や素地における路床の範囲は、一般的に列車荷重の影響が大きい地表面から一定の深さまでを指します。この範囲の地盤の状態が、軌道の安定性に大きく影響します。

選択肢4. 地下水及び路盤からの浸透水の排水を図るため、路床の表面には排水工設置位置へ向かって10%程度の適切な排水勾配を設ける。

適当ではありません。

 

床の排水勾配は、一般的に3%程度が適切とされています。10%もの勾配を設けると、施工が難しくなるだけでなく、排水効果も必ずしも向上しない場合があります。

まとめ

特に、排水勾配の適切な値を覚えておくことが重要です。

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