1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
選択問題 問46

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 選択問題 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

上水道管の更新・更生工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 既設管内挿入工法は、挿入管としてダクタイル鋳鉄管及び鋼管等が使用されているが既設管の管径や屈曲によって適用条件が異なる場合があるため、挿入管の管種や口径等の検討が必要である。
  • 既設管内巻込工法は、管を巻込んで引込作業後拡管を行うので、更新管路は曲がりには対応しにくいが、既設管に近い管径を確保することができる。
  • 合成樹脂管挿入工法は、管路の補強が図られ、また、管内面は平滑であるため耐摩耗性が良く流速係数も大きいが、合成樹脂管の接着作業時の低温には十分注意する。
  • 被覆材管内装着工法は、管路の動きに対して追随性が良く、曲線部の施工が可能で、被覆材を管内で反転挿入し圧着する方法と、管内に引き込み後、加圧し膨張させる方法とがあり、適用条件を十分調査の上で採用する。

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この過去問の解説 (3件)

01

上水道管の更新・更生工法に関する設問です。

選択肢1. 既設管内挿入工法は、挿入管としてダクタイル鋳鉄管及び鋼管等が使用されているが既設管の管径や屈曲によって適用条件が異なる場合があるため、挿入管の管種や口径等の検討が必要である。

適当です。

設問の通り、既設管内挿入工法は、挿入管としてダクタイル鋳鉄管及び鋼管等が使用されています。

しかし、既設管の管径や屈曲によって適用条件が異なる場合があるため、挿入管の管種や口径等の検討が必要です。

選択肢2. 既設管内巻込工法は、管を巻込んで引込作業後拡管を行うので、更新管路は曲がりには対応しにくいが、既設管に近い管径を確保することができる。

不適当です。

既設管内巻込工法は、更新管路は曲がりに対応できます。

選択肢3. 合成樹脂管挿入工法は、管路の補強が図られ、また、管内面は平滑であるため耐摩耗性が良く流速係数も大きいが、合成樹脂管の接着作業時の低温には十分注意する。

適当です。

設問の通り、合成樹脂管挿入工法は、管路の補強が図られます。

また、管内面は平滑であるため耐摩耗性が良く流速係数も大きいですが、合成樹脂管の接着作業時の低温には十分注意しましょう。

選択肢4. 被覆材管内装着工法は、管路の動きに対して追随性が良く、曲線部の施工が可能で、被覆材を管内で反転挿入し圧着する方法と、管内に引き込み後、加圧し膨張させる方法とがあり、適用条件を十分調査の上で採用する。

適当です。

設問の通り、被覆材管内装着工法は、管路の動きに対して追随性が良く、曲線部の施工が可能です。

被覆材を管内で反転挿入し圧着する方法と、管内に引き込み後、加圧し膨張させる方法とがあります。

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02

上水道管の更新・更生工法に関する設問です。

選択肢1. 既設管内挿入工法は、挿入管としてダクタイル鋳鉄管及び鋼管等が使用されているが既設管の管径や屈曲によって適用条件が異なる場合があるため、挿入管の管種や口径等の検討が必要である。

適当です。

既設管内挿入工法は、挿入管としてダクタイル鋳鉄管及び鋼管等が使用されているが既設管の管径や屈曲によって適用条件が異なる場合があるため、挿入管の管種や口径等の検討が必要です。

選択肢2. 既設管内巻込工法は、管を巻込んで引込作業後拡管を行うので、更新管路は曲がりには対応しにくいが、既設管に近い管径を確保することができる。

不適当です。

既設管内巻込工法は、更新管路は曲がりには対応することは可能です。

選択肢3. 合成樹脂管挿入工法は、管路の補強が図られ、また、管内面は平滑であるため耐摩耗性が良く流速係数も大きいが、合成樹脂管の接着作業時の低温には十分注意する。

適当です。

合成樹脂管挿入工法は、管路の補強が図られ、また、管内面は平滑であるため耐摩耗性が良く流速係数も大きいが、合成樹脂管の接着作業時の低温には十分注意する必要があります。

選択肢4. 被覆材管内装着工法は、管路の動きに対して追随性が良く、曲線部の施工が可能で、被覆材を管内で反転挿入し圧着する方法と、管内に引き込み後、加圧し膨張させる方法とがあり、適用条件を十分調査の上で採用する。

適当です。

被覆材管内装着工法は、管路の動きに対して追随性が良く、曲線部の施工が可能で、被覆材を管内で反転挿入し圧着する方法と、管内に引き込み後、加圧し膨張させる方法とがあり、適用条件を十分調査の上で採用します。

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03

各工法のメリット・デメリットを理解し、適用条件を考慮して適切な工法を選択することが重要です。

選択肢1. 既設管内挿入工法は、挿入管としてダクタイル鋳鉄管及び鋼管等が使用されているが既設管の管径や屈曲によって適用条件が異なる場合があるため、挿入管の管種や口径等の検討が必要である。

適当です。

 

挿入管として様々な種類の管が使用されますが、既設管の形状や状態によって適用できる管種や口径が異なります。

選択肢2. 既設管内巻込工法は、管を巻込んで引込作業後拡管を行うので、更新管路は曲がりには対応しにくいが、既設管に近い管径を確保することができる。

適当ではありません。

 

巻込工法は、管を巻き込んで引込作業を行い、拡管することで既設管の内径を復元します。この工法は、曲線部にも対応できるのが特徴です。

選択肢3. 合成樹脂管挿入工法は、管路の補強が図られ、また、管内面は平滑であるため耐摩耗性が良く流速係数も大きいが、合成樹脂管の接着作業時の低温には十分注意する。

適当です。

 

合成樹脂管は軽量で耐腐食性に優れており、管内面が平滑なため流速係数が大きいです。しかし、接着剤を使用する場合には低温に注意が必要です。

選択肢4. 被覆材管内装着工法は、管路の動きに対して追随性が良く、曲線部の施工が可能で、被覆材を管内で反転挿入し圧着する方法と、管内に引き込み後、加圧し膨張させる方法とがあり、適用条件を十分調査の上で採用する。

適当です。

 

被覆材管内装着工法は、管路の動きに追随しやすく、曲線部にも対応できます。被覆材の挿入方法には、反転挿入と引き込み膨張の2つの方法があります。

まとめ

挿入工法:挿入管の種類や口径が重要

巻込工法:曲線部にも対応可能

合成樹脂管挿入工法:耐摩耗性、流速係数が高い

被覆材管内装着工法:追随性、曲線部に対応可能

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