1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
選択問題 問49
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 選択問題 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
下水道工事における、薬液注入効果の確認方法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 現場透水試験の評価は、注入改良地盤で行った現場試験の結果に基づき、透水性に関する目標値、設計値、得られた透水係数のばらつき等から総合的に評価する。
- 薬液注入による地盤の不透水化の改良効果を室内透水試験により評価するには、未注入地盤の透水係数と比較するか目標とする透水係数と比較する。
- 標準貫入試験結果の評価は薬液注入前後のN値の増減を見て行い、評価を行う際にはボーリング孔の全地層のN値を平均する等の簡易的な統計処理を実施する。
- 室内強度試験は、薬液注入によって改良された地盤の強度特性や変形特性等を求め改良効果を評価するものであり、薬液注入後の乱さない試料が得られた場合に実施する。
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この過去問の解説 (3件)
01
下水道工事における、薬液注入効果の確認方法に関する設問です。
適当です。
設問の通り、現場透水試験の評価は、注入改良地盤で行った現場試験の結果に基づき、透水性に関する目標値、設計値、得られた透水係数のばらつき等を確認して総合的に評価します。
現場透水試験では、透水係数や地下水位を求められ、地盤改良などの計算によく用いられます。
適当です。
設問の通り、薬液注入による地盤の不透水化の改良効果を室内透水試験により評価するには、未注入地盤の透水係数と比較するか目標とする透水係数と比較します。
室内透水試験は、低水位透水試験と変水位透水試験があります。
不適当です。
標準貫入試験結果の評価は、各深度区間においてN値を記録するので、平均等の簡易的な処理は行いません。
適当です。
設問の通り、室内強度試験は、薬液注入によって改良された地盤の強度特性や変形特性等を求め改良効果を評価するものです。
また、薬液注入後の乱さない試料が得られた場合に実施します。
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02
下水道工事における、薬液注入効果の確認方法に関する設問です。
適当です。
現場透水試験の評価は、注入改良地盤で行った現場試験の結果に基づき、透水性に関する目標値、設計値、得られた透水係数のばらつき等から総合的に評価します。
適当です。
薬液注入による地盤の不透水化の改良効果を室内透水試験により評価するには、未注入地盤の透水係数と比較するか目標とする透水係数と比較します。
不適当です。
標準貫入試験ではN値を平均する等の簡易的な統計処理は実施しません。
適当です。
室内強度試験は、薬液注入によって改良された地盤の強度特性や変形特性等を求め改良効果を評価するものであり、薬液注入後の乱さない試料が得られた場合に実施します。
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03
薬液注入について、各試験の特徴を理解しましょう。
適当です。
現場透水試験は、注入改良地盤の透水性を直接的に評価する試験です。試験結果に基づき、設計値との比較やばらつきの評価を行い、改良効果を総合的に判断します。
適当です。
室内透水試験は、注入改良地盤の透水係数を定量的に評価する試験です。未注入地盤の透水係数や目標とする透水係数と比較することで、改良効果を評価します。
適当ではありません。
標準貫入試験のN値は、地盤の密度や硬軟を示す指標ですが、薬液注入による地盤の不透水化の効果を直接的に評価する指標ではありません。また、ボーリング孔の全地層のN値を平均するような簡易的な統計処理は、局所的な改良効果を評価する上で適切ではありません。
適当です。
室内強度試験は、注入改良地盤の強度特性や変形特性を評価する試験です。乱さない試料が得られれば、より正確な評価が可能となります。
薬液注入効果の確認方法としては、現場透水試験、室内透水試験、室内強度試験などが挙げられます。
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