1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
選択問題 問53

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問題

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この過去問の解説 (3件)

01

労働安全衛生法令に関する設問です。

選択肢1. 器具、工具等を上げ、又は下ろすときは、つり綱、つり袋等を労働者に使用させなければならない。

適当です。

設問の通り、器具、工具等を上げ、又は下ろすときは、安全に作業を行うためにつり綱、つり袋等を労働者に使用させなければなりません。

選択肢2. あらかじめ当該工作物の形状、き裂の有無等について調査を実施し、その調査により知り得たところに適応する作業計画を定めなければならない。

適当です。

設問の通り、あらかじめ当該工作物の形状、き裂の有無等について調査を実施し、その調査により知り得たところに適応する作業計画を定めなければなりません。

選択肢3. 外壁、柱等の引倒し等の作業を行うときは、引倒し等について作業指揮者を定め、関係労働者に周知させなければならない。

不適当です。

外壁、柱等の引倒し等の作業を行うときに引倒し等について定めるのは、作業指揮者でなく一定の合図です。

選択肢4. 強風、大雨、大雪等の悪天候のため、作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を中止しなければならない。

適当です。

設問の通り、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を中止しなければなりません。

よく、「作業を中止」の部分について、「注意して作業を実施する」という誤答があります。

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02

この問題のポイントは【事業者が行わなければならない事項】です。

作業主任者が行うことではありません。

 

選択肢1. 器具、工具等を上げ、又は下ろすときは、つり綱、つり袋等を労働者に使用させなければならない。

器具、工具等を上げ、又は下ろすときは、つり綱、つり袋等を労働者に使用させるのは、事業者の職務です。

 

選択肢2. あらかじめ当該工作物の形状、き裂の有無等について調査を実施し、その調査により知り得たところに適応する作業計画を定めなければならない。

あらかじめ当該工作物の形状、き裂の有無等について調査を実施し、その調査により知り得たところに適応する作業計画を定めるのは、

作業主任者の職務です。

選択肢3. 外壁、柱等の引倒し等の作業を行うときは、引倒し等について作業指揮者を定め、関係労働者に周知させなければならない。

外壁、柱等の引倒し等の作業を行うときは、関係労働者に一定の合図を決め周知させ、避難したことを確認してから、引き倒し作業を行います。

 

選択肢4. 強風、大雨、大雪等の悪天候のため、作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を中止しなければならない。

強風、大雨、大雪等の悪天候のため、作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を中止するのは、事業者の職務です。

まとめ

この問題は労働者の安全に関わることは、事業者自らが行うことを問うている問題になります。

しっかり覚えましょう。

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03

安全衛生法施行規則 第8章の5(第517条14~19)に規定された設問です。

選択肢1. 器具、工具等を上げ、又は下ろすときは、つり綱、つり袋等を労働者に使用させなければならない。

設問のとおりです。(令第517条の15第1項第3号)

選択肢2. あらかじめ当該工作物の形状、き裂の有無等について調査を実施し、その調査により知り得たところに適応する作業計画を定めなければならない。

設問のとおりです。(令第517条の14第1項)

 

作業計画を定め、かつ、その当該作業計画により作業を行わなければならない、と規定されています。

選択肢3. 外壁、柱等の引倒し等の作業を行うときは、引倒し等について作業指揮者を定め、関係労働者に周知させなければならない。

不適当です。


「作業指揮者」ではなく、「一定の合図」を定める必要があります。(令第517条の16第1項)

選択肢4. 強風、大雨、大雪等の悪天候のため、作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を中止しなければならない。

設問のとおりです。(令第517条の15第1項第2号)

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