1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
選択問題 問54
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 選択問題 問54 (訂正依頼・報告はこちら)
元請負人の義務に関する次の記述のうち、建設業法令上、誤っているものはどれか。
- 元請負人は、その請け負った建設工事を施工するために必要な工程の細目、作業方法その他元請負人において定めるべき事項を定めようとするときは、あらかじめ、下請負人の意見をきかなければならない。
- 元請負人は、請負代金の出来形部分に対する支払を受けたときは、その支払の対象となった建設工事を施工した下請負人に対して、その下請負人が施工した出来形部分に相応する下請代金を、当該支払を受けた日から一月以内で、かつ、できる限り短い期間内に支払わなければならない。
- 元請負人は、前払金の支払を受けたときは、下請負人に対して、資材の購入、労働者の募集その他建設工事の着手に必要な費用を前払金として支払うよう適切な配慮をしなければならない。
- 元請負人は、下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日から一月以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
元請負人の義務に関する設問です。
適当です。
設問の通り、元請負人は、その請け負った建設工事を施工するために必要な工程の細目、作業方法その他元請負人において定めるべき事項を定めようとするときは、あらかじめ、下請負人の意見をきかなければなりません。
適当です。
設問の通り、元請負人は、請負代金の出来形部分に対する支払を受けたときは、その支払の対象となった建設工事を施工した下請負人に対して、その下請負人が施工した出来形部分に相応する下請代金を、当該支払を受けた日から一月以内で、かつ、できる限り短い期間内に支払わなければなりません。
適当です。
設問の通り、元請負人は、前払金の支払を受けたときは、下請負人に対して、資材の購入、労働者の募集その他建設工事の着手に必要な費用を前払金として支払うよう適切な配慮をしなければなりません。
不適当です。
元請負人は、下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日から20日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければなりません。
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02
建設業法第3章第2節(第24条の2~8)の規定に関する問題です。
設問のとおりです。(法第24条の2)
設問のとおりです。(法第24条の3第1項)
設問のとおりです。(法第24条の3第2項)
不適当です。
「1か月以内」ではなく「20日以内」が正答です。(法第24条の4第1項)
補足として、特定建設業者が注文者となった下請契約においては、50日が支払い期日になります。
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03
建設業法では、元請負人と下請負人の間の公平な取引関係を確保するために、様々な規定が設けられています。その考えを理解しながら学習しましょう。
適当です。
建設業法では、元請負人は下請負人の意見を聞き、協力して工事を行うことが義務付けられています。
適当です。
建設業法では、元請負人は、請負代金の支払を受けたときは、その支払の対象となった建設工事を施工した下請負人に対して、その下請負人が施工した出来形部分に相応する下請代金を、遅滞なく支払わなければなりません。
適当です。
元請負人は、前払金を受け取った場合は、下請負人に対して適切に支払う必要があります。
適当ではありません。
元請負人は、下請負人からの通知を受けたら、20日以内でかつ短い期間内に検査を行う必要があります。
下請負業者は、元請負人から不当な要求を受けた場合、都道府県知事に相談することができます。
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