1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
必須問題 問6

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 必須問題 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

下図のネットワーク式工程表で示される工事で、作業Gに3日の遅延が発生した場合、次の記述のうち、適当なものはどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Jは作業内容、数字は作業日数を示す。
問題文の画像
  • 当初の工期より1日遅れる。
  • 当初の工期より3日遅れる。
  • 当初の工期どおり完了する。
  • クリティカルパスの経路は当初と変わらない。

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この過去問の解説 (3件)

01

ネットワーク式工程表に関する設問です。

頻出問題ですので、作業日数の算出方法などしっかり抑えておくようにしましょう。

遅延の発生に応じて、クリティカルパスの経路が変わります。

当初の工期:6 + 12 + 12 = 30日

遅延後の工期:6 + 4 + 6 + 3 + 12 = 31日

となり、1日工期が延期します。

選択肢1. 当初の工期より1日遅れる。

適当です。

選択肢2. 当初の工期より3日遅れる。

不適当です。

冒頭の解説のとおり、当初の工期より1日遅れます。

選択肢3. 当初の工期どおり完了する。

不適当です。

冒頭の解説のとおり、当初の工期より1日遅れます。

また、クリティカルパスの経路も変わっています。

選択肢4. クリティカルパスの経路は当初と変わらない。

不適当です。

クリティカルパスの経路は、

当初:0→3→5→7

遅延発生:0→2→4→5→7

となります。

参考になった数28

02

ネットワークに関する問題です。


クリティカルパス(最長経路)は0→2→3→5→7の30日です。
作業Gに3日の遅延が発生すると、0→2→4→5までで19日要す為、クリティカルパスより1日作業日数が増え、クリティカルパスも変わります。

選択肢1. 当初の工期より1日遅れる。

設問のとおりです。

選択肢2. 当初の工期より3日遅れる。

不適当です。


単純にひとつの作業で3日遅延すると全作業で3日遅延するとは限りません。クリティカルパスと比較する必要があります。

選択肢3. 当初の工期どおり完了する。

不適当です。

選択肢4. クリティカルパスの経路は当初と変わらない。

不適当です。


クリティカルパスは最も所要日数が長い経路を差すため、クリティカルパスの経路も変更になります。

参考になった数5

03

当初の工期は、6 + 12 + 12 = 30日

遅延後の工期は、6 + 4 + 6 + 3 + 12 = 31日

選択肢1. 当初の工期より1日遅れる。

適当です。

 

冒頭の解説のとおりです。

選択肢2. 当初の工期より3日遅れる。

適当ではありません。

 

冒頭の解説のとおりです。

選択肢3. 当初の工期どおり完了する。

適当ではありません。

 

冒頭の解説のとおりです。

選択肢4. クリティカルパスの経路は当初と変わらない。

適当ではありません。

 

冒頭の解説のとおりです。

まとめ

ネットワーク式工程表でクリティカルパスを特定することで、どの作業が工期に最も影響を与えるかを知ることができます。

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