1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
必須問題 問8

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 必須問題 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事現場における保護具の使用に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • 大きな衝撃を受けた保護帽は、外観に異常がなければ使用することができる。
  • 防毒マスク及び防塵マスクは、酸素欠乏危険作業に用いることができる。
  • ボール盤等の回転する刃物に、労働者の手が巻き込まれるおそれのある作業の場合は、手袋を使用させなければならない。
  • 通路等の構造又は当該作業の状態に応じて安全靴その他の適当な履物を定め、作業中の労働者に使用させなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

建設工事現場における保護具の使用に関する設問です。

選択肢1. 大きな衝撃を受けた保護帽は、外観に異常がなければ使用することができる。

不適当です。

大きな衝撃を受けた保護帽は、外観に異常がなかったとしても使用してはいけません。

内部的な損傷を受けている可能性もあります。

選択肢2. 防毒マスク及び防塵マスクは、酸素欠乏危険作業に用いることができる。

不適当です。

防毒マスク及び防塵マスクは、酸素欠乏危険作業に用いることはできません。

あくまでもそれぞれの仕様用途に沿った使い方をしましょう。

選択肢3. ボール盤等の回転する刃物に、労働者の手が巻き込まれるおそれのある作業の場合は、手袋を使用させなければならない。

不適当です。

ボール盤等の回転する刃物に、労働者の手が巻き込まれるおそれのある作業の場合は、手袋を使用させてはいけません。

手袋からひっかかるなどして巻き込まれる恐れがあります。

選択肢4. 通路等の構造又は当該作業の状態に応じて安全靴その他の適当な履物を定め、作業中の労働者に使用させなければならない。

適当です。

設問の通り、通路等の構造又は当該作業の状態に応じて安全靴その他の適当な履物を定め、作業中の労働者に使用させなければなりません。

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02

建設工事現場における保護具の使用に関する設問です。

選択肢1. 大きな衝撃を受けた保護帽は、外観に異常がなければ使用することができる。

不適当です。


外観では判断できない破損や強度の低下がおきているおそれがあるためです。

安全靴も同様です。

選択肢2. 防毒マスク及び防塵マスクは、酸素欠乏危険作業に用いることができる。

不適当です。


防毒マスク、防塵マスクでは、かえって酸素濃度不足に陥るおそれがあるからです。

選択肢3. ボール盤等の回転する刃物に、労働者の手が巻き込まれるおそれのある作業の場合は、手袋を使用させなければならない。

不適当です。


手袋が引っかかるなどして巻き込まれるおそれがあるからです。

選択肢4. 通路等の構造又は当該作業の状態に応じて安全靴その他の適当な履物を定め、作業中の労働者に使用させなければならない。

設問のとおりです。

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03

保護具の使用に関しては安全管理の特に基本的事項を押さえましょう。

選択肢1. 大きな衝撃を受けた保護帽は、外観に異常がなければ使用することができる。

適当ではありません。

 

保護帽は、一度大きな衝撃を受けると、内部構造が損傷し、次の衝撃に対して十分な保護性能を発揮できなくなる可能性があります。外観に異常がなくても、使用を中止し、新しいものと交換する必要があります。

選択肢2. 防毒マスク及び防塵マスクは、酸素欠乏危険作業に用いることができる。

適当ではありません。

 

防毒マスクや防塵マスクは、有害なガスや粉塵から呼吸器を保護するためのものです。酸素欠乏の危険がある場所では、酸素濃度を測定し、必要に応じて供給装置を備えた呼吸用保護具を使用する必要があります。

選択肢3. ボール盤等の回転する刃物に、労働者の手が巻き込まれるおそれのある作業の場合は、手袋を使用させなければならない。

適当ではありません。

 

回転する刃物に手袋をした手で触れると、手袋が巻き込まれてしまい、より大きな怪我につながる可能性があります。回転する刃物を取り扱う際には、手袋ではなく、安全カバーを使用したり、手を近づけないように注意する必要があります。

選択肢4. 通路等の構造又は当該作業の状態に応じて安全靴その他の適当な履物を定め、作業中の労働者に使用させなければならない。

適当です。

 

建設現場では、足場からの転落、釘や鋭利な物の刺さり込みなどの危険が伴います。そのため、作業内容や場所に応じて、安全靴など適切な履物を着用させることが義務付けられています。

まとめ

建設現場における保護具の使用は、労働者の安全確保に不可欠です。各保護具にはそれぞれ適切な使用方法があり、誤った使い方をしてしまうと、かえって危険な状況を招く可能性があります。

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