1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
必須問題 問11
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 必須問題 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
墜落による危険を防止するための安全ネット(防網)の使用上の留意点に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 人体又はこれと同等以上の重さを有する落下物による衝撃を受けたネットは、入念に点検したうえで使用すること。
- ネットが有毒ガスに暴露された場合等においては、ネットの使用後に試験用糸について、等速引張試験を行うこと。
- 溶接や溶断の火花、破れや切れ等で破損したネットは、その破損部分が補修されていない限り使用しないこと。
- ネットの材料は合成繊維とし、支持点の間隔は、ネット周辺からの墜落による危険がないものであること。
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この過去問の解説 (3件)
01
墜落による危険を防止するための安全ネット(防網)の使用上の留意点に関する設問です。
不適当です。
人体又はこれと同等以上の重さを有する落下物による衝撃を受けたネットは、使用してはいけません。
既に損傷している場合などがあります。
適当です。
設問の通り、ネットが有毒ガスに暴露された場合等においては、ネットの使用後に試験用糸について、等速引張試験を行います。
墜落による危険を防止するためのネットの構造等の安全基準に関する技術上の指針に記載されています。
適当です。
設問の通り、溶接や溶断の火花、破れや切れ等で破損したネットは、その破損部分が補修されていない限り使用しません。
破損した状態のネットを用いてしまうと、機能性や安全性が損なわれてしまいます。
適当です。
設問の通り、ネットの材料は合成繊維とし、支持点の間隔は、ネット周辺からの墜落による危険がないものとします。
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02
労働安全衛生法第28条第1項の規定に基づき、「墜落による危険を防止するためのネットの構造等の安全基準に関する技術上の指針」が公表されています。
不適当です。
指針4-6(2)にて使用が制限されています。
設問のとおりです。
指針4-4-2に規定されており、ほかにも、安全ネットの損耗が著しい場合も同試験を行います。
設問のとおりです。
指針4-6(3)にて使用が制限されています。
設問のとおりです。
指針2及び4-3に規定されています。
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03
安全ネットは、墜落事故を防ぐために非常に重要な設備です。正しい使用方法を理解しましょう。
適当ではありません。
一度大きな衝撃を受けたネットは、たとえ目に見える損傷がなくても、内部構造が損傷している可能性があります。そのため、再使用せず、交換するべきです。
適当です。
ネットが化学物質などに接触した場合、その強度が低下している可能性があります。試験用糸による引張試験を行うことで、ネットの強度を評価できます。
適当です。
ネットに破損があると、墜落防止の効果が期待できません。破損した部分は、適切に補修するか、交換する必要があります。
適当です。
合成繊維は、耐久性や耐候性に優れているため、安全ネットの材料として適しています。また、支持点の間隔が適切でないと、ネットがたるんだり、破損する可能性があります。
安全ネットは、墜落事故を防ぐために非常に重要な設備です。しかし、一度破損したり、大きな衝撃を受けたりしたネットは、たとえ見た目に異常がなくても、その性能が低下している可能性があります。
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