1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
必須問題 問18
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 必須問題 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における土壌汚染対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 土壌汚染対策は、汚染状況(汚染物質、汚染濃度等)、将来的な土地の利用方法、事業者や土地所有者の意向等を考慮し、覆土、完全浄化、原位置封じ込め等、適切な対策目標を設定することが必要である。
- 地盤汚染対策工事においては、工事車両のタイヤ等に汚染土壌が付着し、場外に出ることのないよう、車両の出口にタイヤ洗浄装置及び車体の洗浄施設を備え、洗浄水は直ちに場外に排水する。
- 地盤汚染対策工事においては、汚染土壌対策の作業エリアを区分し、作業エリアと場外の間に除洗区域を設置し、作業服等の着替えを行う。
- 地盤汚染対策工事における屋外掘削の場合、飛散防止ネットを設置し、散水して飛散を防止する。
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この過去問の解説 (3件)
01
建設工事における土壌汚染対策に関する設問です。
適当です。
設問の通り、土壌汚染対策は、汚染状況(汚染物質、汚染濃度等)、将来的な土地の利用方法、事業者や土地所有者の意向等を考慮します。
そして、覆土、完全浄化、原位置封じ込め等、適切な対策目標を設定することが必要です。
不適当です。
地盤汚染対策工事においては、工事車両のタイヤ等に汚染土壌が付着し、場外に出ることのないよう、車両の出口にタイヤ洗浄装置及び車体の洗浄施設を備えます。
しかし、洗浄水は直ちにではなく、水質汚濁処理を行った後に排水します。
適当です。
設問の通り、地盤汚染対策工事においては、汚染土壌対策の作業エリアを区分し、作業エリアと場外の間に除洗区域を設置し、作業服等の着替えを行います。
適当です。
設問の通り、地盤汚染対策工事における屋外掘削の場合、飛散防止ネットを設置し、散水して飛散を防止します。
飛散防止ネットは地盤汚染対策工事だけでなく、粉塵対策、草刈り、高圧洗浄などさまざまなケースに対応できます。
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02
建設工事における土壌汚染対策に関する設問です。
設問のとおりです。
不適当です。
洗浄水も汚染されているおそれがあることから、処理せずに場外に排出してはいけません。
設問のとおりです。
設問のとおりです。
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03
土壌汚染対策法に基づき、土壌汚染が発生した場合には、適切な対策を行うことが義務付けられています。
適当です。
土壌汚染対策は、汚染の状況や土地の利用目的など、様々な要因を考慮して、最適な対策方法を選択することが重要です。覆土、完全浄化、原位置封じ込めなどは、代表的な対策方法です。
適当ではありません。
洗浄水は、汚染されている可能性があるため、直ちに場外に排水することはできません。適切な処理を行う必要があります。一般的には、洗浄水を貯留し、浄化処理を行った後に排水するか、汚染土壌として処理する必要があります。
適当です。
作業エリアを区分し、除洗区域を設置することで、汚染土壌の拡散を防ぎ、作業員の安全を確保することができます。
適当です。
屋外での掘削作業では、土壌の飛散によって二次汚染が発生する可能性があります。飛散防止ネットを設置し、散水することで、飛散を防止することができます。
地盤汚染対策における洗浄水の処理
貯留: 洗浄水を一時的に貯留する。
浄化: 貯留した洗浄水を、物理的、化学的、生物学的な方法で浄化する。
再利用: 浄化された水を、再度洗浄に使用する場合がある。
処分: 浄化が困難な場合は、汚染土壌として処理する。
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