1級土木施工管理技術の過去問
令和4年度
必須問題 問27

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度 必須問題 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

工程管理を行う上で、品質・工程・原価に関する下記の文章中の(   )の(イ)から(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

・一般的に工程と原価の関係は、施工を速めると原価は段々安くなっていき、さらに施工速度を速めて突貫作業を行うと、原価は( イ )なる。
・原価と品質の関係は、悪い品質のものは安くできるが、良いものは原価が( ロ )なる。
・一般的に品質と工程の関係は、品質の良いものは時間がかかり、施工を速めて突貫作業をすると、品質は( ハ )。
・工程、原価、品質との間には相反する性質があり、( ニ )計画し、工期を守り、品質を保つように管理することが大切である。
  • イ:ますます安く  ロ:さらに安く  ハ:かわらない  ニ:それぞれ単独に
  • イ:逆に高く    ロ:高く     ハ:悪くなる   ニ:これらの調整を図りながら
  • イ:ますます安く  ロ:さらに安く  ハ:かわらない  ニ:これらの調整を図りながら
  • イ:逆に高く    ロ:高く     ハ:悪くなる   ニ:それぞれ単独に

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この過去問の解説 (2件)

01

工程管理を行う上で、品質・工程・原価に関する設問です。

イ:逆に高くが正答です。

施工が速いほど原価は安くなりますが、ある一定のライン以上速くなるとかえって原価は高くなります。

ロ:高くが正答です。

原価と品質は相反する性質があります。

ゆっくり丁寧に仕上げたほうがいいものができる、というような感覚で覚えておくとよいでしょう。

ハ:悪くなるが正答です。

ロと同様で、ゆっくり仕上げるほど品質は良くなります。

また、施工速度を速めすぎると品質は悪くなります。

ニ:これらの調整を図りながらが正答です。

工程、原価、品質との間には相反する性質があるので、これらの調整を図り、品質や経済性を踏まえた施工を心がけて管理していくことが大切です。

正答をあてはめると以下のようになります。

・一般的に工程と原価の関係は、施工を速めると原価は段々安くなっていき、さらに施工速度を速めて突貫作業を行うと、原価は(逆に高く)なる。

・原価と品質の関係は、悪い品質のものは安くできるが、良いものは原価が(高く)なる。

・一般的に品質と工程の関係は、品質の良いものは時間がかかり、施工を速めて突貫作業をすると、品質は(悪くなる)。

・工程、原価、品質との間には相反する性質があり、(これらの調整を図りながら)計画し、工期を守り、品質を保つように管理することが大切である。

選択肢1. イ:ますます安く  ロ:さらに安く  ハ:かわらない  ニ:それぞれ単独に

イとロとハとニが不適当です。

イ:逆に高くが正答です。

ロ:高くが正答です。

ハ:悪くなるが正答です。

ニ:これらの調整を図りながらが正答です。

選択肢2. イ:逆に高く    ロ:高く     ハ:悪くなる   ニ:これらの調整を図りながら

適当です。

選択肢3. イ:ますます安く  ロ:さらに安く  ハ:かわらない  ニ:これらの調整を図りながら

イとロとハが不適当です。

イ:逆に高くが正答です。

ロ:高くが正答です。

ハ:悪くなるが正答です。

選択肢4. イ:逆に高く    ロ:高く     ハ:悪くなる   ニ:それぞれ単独に

ニが不適当です。

ニ:これらの調整を図りながらが正答です。

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02

イ:「逆に高く」が正答です。
突貫工事になると、人員を必要以上に投じ、材料のロスも多くなるなど、余計な費用が発生する為、高くなる傾向にあります。

 

ロ:「高く」が正答です。
お金をかければ良いものができる、とイメージすれば分かりやすいと思います。

 

ハ:「悪くなる」が正答です。
じっくり丁寧に仕上げれば良いものができ、早さ重視で仕上げれば質は落ちる、とイメージすれば分かりやすいと思います。

 

ニ:「これらの調整を図りながら」が正答です。
それぞれの特性を踏まえたうえで、求められる品質を満足し、工期内により経済的に竣工することが求められます。

選択肢1. イ:ますます安く  ロ:さらに安く  ハ:かわらない  ニ:それぞれ単独に

イ、ロ、ハ、ニが不適当です。

選択肢2. イ:逆に高く    ロ:高く     ハ:悪くなる   ニ:これらの調整を図りながら

適当です。

選択肢3. イ:ますます安く  ロ:さらに安く  ハ:かわらない  ニ:これらの調整を図りながら

イ、ロ、ハが不適当です。

選択肢4. イ:逆に高く    ロ:高く     ハ:悪くなる   ニ:それぞれ単独に

ニが不適当です。

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