1級土木施工管理技術の過去問
令和5年度
選択問題 問25

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくポイントは、渓流保全工に関してです。

地域によってはあまりなじみがない分野なので、注意しましょう。

選択肢1. 渓流保全工は、山間部の平地や扇状地を流下する渓流等において、縦断勾配の規制により渓床や渓岸の侵食等を防止することを目的とした施設である。

適当です。

渓流保全工は、山間部の平地や扇状地を流下する渓流等において、縦断勾配の規制により渓床や渓岸の侵食等を防止することを目的とした施設です。

渓流の縦断勾配を調整して流水のエネルギーを抑えることで、渓床や渓岸の侵食を防ぎます。

選択肢2. 渓流保全工は、多様な渓流空間、生態系の保全及び自然の土砂調節機能の観点から、拡幅部や狭窄部等の自然の地形を活かして計画することが求められる。

適当です。

渓流保全工は、多様な渓流空間、生態系の保全及び自然の土砂調節機能の観点から、拡幅部や狭窄部等の自然の地形を活かして計画することが求められます。

選択肢3. 護岸工は、渓岸の侵食や崩壊の防止、山脚の固定等を目的に設置され、湾曲部外湾側では河床変動が大きいことから、根固工を併用する等の検討が求められる。

適当です。

護岸工は、渓岸の侵食や崩壊の防止、山脚の固定等を目的に設置され、湾曲部外湾側では河床変動が大きいことから、根固工を併用する等の検討が求められます。

湾曲部外湾側では流速が集中するため、浸食力が強くなります。

選択肢4. 床固工は、渓床の縦侵食防止、河床堆積物の再移動防止により河床を安定させるとともに、護岸工等の工作物の上流に設置することにより、工作物の基礎を保護する機能も有する。

不適当です。

床固工は、渓床の縦侵食防止、河床堆積物の再移動防止により河床を安定させるとともに、護岸工等の工作物の下流に設置することにより、工作物の基礎を保護する機能も有します。

河床勾配は急に変化する場所において、上流から流れ出た土砂が堆積しやすいため下流に設置します。

また床固工は渓床の縦侵食防止や河床堆積物の安定化を目的とします。

 

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