1級土木施工管理技術の過去問
令和5年度
選択問題 問31
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度 選択問題 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
道路の各種アスファルト舗装に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- グースアスファルト舗装は、グースアスファルト混合物を用いた不透水性やたわみ性等の性能を有する舗装で、一般にコンクリート床版の橋面舗装に用いられる。
- 大粒径アスファルト舗装は、最大粒径の大きな骨材をアスファルト混合物に用いる舗装で、耐流動性や耐摩耗性等の性能を有するため、一般に鋼床版舗装等の橋面舗装に用いられる。
- フォームドアスファルト舗装は、加熱アスファルト混合物を製造する際に、アスファルトを泡状にして容積を増大させて混合性を高めて製造した混合物を用いる舗装である。
- 砕石マスチック舗装は、細骨材に対するフィラーの量が多い浸透用セメントミルクで粗骨材の骨材間隙を充填したギャップ粒度のアスファルト混合物を用いる舗装である。
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この過去問の解説 (2件)
01
各舗装の種類の特徴を正確に理解しているかが問われます。特に、使用する材料や製造方法、そして得られる性能の違いについて理解しましょう。
適当ではありません。
グースアスファルトは、アスファルトにゴムを混合したもので、高い弾性と耐摩耗性を持ちます。そのため、橋梁の伸縮に追従できる柔軟性と、車両の荷重によるたわみを抑制する能力が必要な鋼床版の橋面舗装によく用いられます。
適当ではありません。
大粒径の骨材を用いることで、アスファルト混合物の安定性が高まり、耐流動性や耐摩耗性が増します。特に、車両の荷重が大きい橋梁や、厳しい環境にさらされる重交通路線の道路で効果を発揮します。
適当です。
フォームドアスファルトは、発泡剤を加えて気泡を発生させることで、軽量化や断熱性を高めたアスファルト混合物です。
適当ではありません。
砕石マスチック舗装は、砕石とアスファルトセメントを混合したもので、一般的に用いられるアスファルト舗装の一種です。セメントミルクではなくアスファルトモルタルが使用されます。
グースアスファルト: ゴムを混合したアスファルト。弾性と耐摩耗性に優れる。
大粒径アスファルト: 最大粒径の大きな骨材を用いたアスファルト。安定性が高く、耐流動性や耐摩耗性に優れる。
フォームドアスファルト: 発泡剤を加えて気泡を発生させた軽量なアスファルト。断熱性が高い。
砕石マスチック舗装: 砕石とアスファルトセメントを混合した一般的なアスファルト舗装。
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02
この問題で覚えておくポイントは、アスファルト舗装に関してです。
アスファルト舗装にもいくつか種類があるため、きっちり抑えておきましょう。
不適当です。
グースアスファルト舗装は、グースアスファルト混合物を用いた不透水性やたわみ性等の性能を有する舗装で、一般に鋼床版の橋面舗装に用いられます。
特定の場面でよく見られるため、すこし覚えにくいかもしれません。
不適当です。
大粒径アスファルト舗装は、最大粒径の大きな骨材をアスファルト混合物に用いる舗装で、耐流動性や耐摩耗性等の性能を有するため、一般に重交通路線の橋面舗装に用いられます。
耐流動性や耐摩耗性等の性能強化をしている点から、想像できるでしょう。
適当です。
フォームドアスファルト舗装は、加熱アスファルト混合物を製造する際に、アスファルトを泡状にして容積を増大させて混合性を高めて製造した混合物を用いる舗装です。
従来のアスファルト乳剤等を用いた舗装に比べて、養生時間の短縮が可能です。
不適当です。
砕石マスチック舗装は、細骨材に対するフィラーの量が多いアスファルトモルタルで粗骨材の骨材間隙を充填したギャップ粒度のアスファルト混合物を用いる舗装です。
積雪寒冷地への適用などが挙げられます。
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