1級土木施工管理技術の過去問
令和5年度
選択問題 問46

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度 選択問題 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

上水道の配水管の埋設位置及び深さに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 配水管は、維持管理の容易性への配慮から、原則として公道に布設するもので、この場合は道路法及び関係法令によるとともに、道路管理者との協議による。
  • 道路法施行令では、土被りの標準は 1.2 m と規定されているが、土被りの標準又は規定値までとれない場合は道路管理者と協議して 0.6 m まで減少できる。
  • 配水管を他の地下埋設物と交差又は近接して布設するときは、維持補修や漏水による加害事故発生の恐れに配慮し、少なくとも 0.2 m以上の間隔を保つものとする。
  • 地下水位が高い場合又は高くなることが予想される場合には、管内空虚時に配水管の浮上防止のため最小土被りを確保する。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題を解くポイントは、上水道の配水管の埋設位置および

深さに関する法令や基準の正しい理解です。

土被りなどに注意しましょう。

選択肢1. 配水管は、維持管理の容易性への配慮から、原則として公道に布設するもので、この場合は道路法及び関係法令によるとともに、道路管理者との協議による。

適当です。
配水管は、維持管理のしやすさを考慮して、公道に布設されます。

道路法および関連法令に従い、道路管理者との協議が求められます。

選択肢2. 道路法施行令では、土被りの標準は 1.2 m と規定されているが、土被りの標準又は規定値までとれない場合は道路管理者と協議して 0.6 m まで減少できる。

適当です。
道路法施行令では、配水管の土被りの標準は1.2mと規定されていますが、

規定値まで取れない場合は道路管理者との協議により、0.6mまで減少させることが可能です。

この基準は条件によって柔軟に適用される場合があります。

選択肢3. 配水管を他の地下埋設物と交差又は近接して布設するときは、維持補修や漏水による加害事故発生の恐れに配慮し、少なくとも 0.2 m以上の間隔を保つものとする。

適当ではありません。
配水管を他の地下埋設物と交差または近接して布設する場合、0.2mの間隔は不足しています。

通常、維持補修や事故を防ぐためには、少なくとも0.3m以上の間隔を保つ必要があります。

選択肢4. 地下水位が高い場合又は高くなることが予想される場合には、管内空虚時に配水管の浮上防止のため最小土被りを確保する。

適当です。
地下水位が高い場合や高くなることが予想される場合、配水管の浮上を防止するために、

最小限の土被りを確保する必要があります。これは浮力によるリスクを防ぐための重要な対策です。

まとめ

上水道の配水管の埋設位置及び深さに関する問題は、

道路法施行令や地下埋設物の取り扱いに関する具体的な基準を押さえることが重要です。

参考になった数1

02

この問題で覚えておくポイントは、上水道の配水管の埋設位置及び深さに関してです。

土被りなどの考慮は大切ですので、しっかり学んでおきましょう。

過去問にも同様の出題があります。

選択肢1. 配水管は、維持管理の容易性への配慮から、原則として公道に布設するもので、この場合は道路法及び関係法令によるとともに、道路管理者との協議による。

適当です。

配水管は、維持管理の容易性への配慮から、原則として公道に布設するもので、この場合は道路法及び関係法令によるとともに、道路管理者との協議によります。

もし私道や私有地に排水管を通していれば、破損したり陥没したりした際に困ります。

選択肢2. 道路法施行令では、土被りの標準は 1.2 m と規定されているが、土被りの標準又は規定値までとれない場合は道路管理者と協議して 0.6 m まで減少できる。

適当です。
道路法施行令では、土被りの標準は 1.2 m と規定されているが、土被りの標準又は規定値までとれない場合は道路管理者と協議して 0.6 m まで減少できます。

道路地形や現場条件等で関係法令の基準を満たせない場合が、どうしても出てきます。

選択肢3. 配水管を他の地下埋設物と交差又は近接して布設するときは、維持補修や漏水による加害事故発生の恐れに配慮し、少なくとも 0.2 m以上の間隔を保つものとする。

不適当です。

配水管を他の地下埋設物と交差又は近接して布設するときは、維持補修や漏水による加害事故発生の恐れに配慮し、少なくとも 0.3 m以上の間隔を保つものとします。

数値をしっかり覚えておく必要があります。

選択肢4. 地下水位が高い場合又は高くなることが予想される場合には、管内空虚時に配水管の浮上防止のため最小土被りを確保する。

適当です。
地下水位が高い場合又は高くなることが予想される場合には、管内空虚時に配水管の浮上防止のため最小土被りを確保します。

参考になった数1

03

配水管の埋設に関する基本的な知識と、安全な配水管の敷設の重要性に注目しましょう。

選択肢1. 配水管は、維持管理の容易性への配慮から、原則として公道に布設するもので、この場合は道路法及び関係法令によるとともに、道路管理者との協議による。

適当です。

 

配水管は、一般に道路下に埋設されます。これは、人目に付きやすく、点検や修理が容易であるためです。また、道路法などの法令に従い、道路管理者との協議が必要となります。

選択肢2. 道路法施行令では、土被りの標準は 1.2 m と規定されているが、土被りの標準又は規定値までとれない場合は道路管理者と協議して 0.6 m まで減少できる。

適当です。

 

土被りとは、配水管の上面から地表面までの深さのことです。土被りが浅いと、外部からの衝撃や温度変化の影響を受けやすくなり、配水管の破損や漏水の原因となります。

選択肢3. 配水管を他の地下埋設物と交差又は近接して布設するときは、維持補修や漏水による加害事故発生の恐れに配慮し、少なくとも 0.2 m以上の間隔を保つものとする。

適当ではありません。

 

配水管と他の地下埋設物との間には、0.3mの間隔を確保することが求められます。これは、将来的な維持管理や、万が一の漏水時に他の埋設物に影響を与えないようにするためです。

選択肢4. 地下水位が高い場合又は高くなることが予想される場合には、管内空虚時に配水管の浮上防止のため最小土被りを確保する。

適当です。

 

地下水位が高い場所では、配水管が浮上する可能性があります。これを防ぐために、十分な土被りを確保する必要があります。

まとめ

上水道の配水管の埋設深さは、安全かつ安定的な給水を行う上で非常に重要な要素です。土被りが不足すると、漏水や破損のリスクが高まり、住民への生活への影響や環境への負荷につながる可能性があります。

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