1級土木施工管理技士 過去問
令和5年度
問68 (必須問題 問7)

適当です。

特定元方事業者は、すべての関係請負人が参加する協議組織を設置し、

その組織の会議を運営する義務があります。

この協議組織は、労働者や関係請負人の労働災害の防止を目的としています。

適当です。

特定元方事業者は、関係請負人が実施する労働者の安全または

衛生教育に対して、指導や援助を行わなければなりません。

この指導は、労働者のリスク低減を目的として実施されます。

適当です。

特定元方事業者は、作業の工程、機械、設備の配置などに関する計画

を作成し、安全衛生管理に必要な措置を講じる義務があります。

不適当です。

特定元方事業者は、労働災害を防止するために、当該作業場所を前日

ではなく毎作業中に少なくとも1回巡視する必要があります。

正しい記述です。

労働安全衛生規則第635条第1項第1号、第2号にて、特定元方事業者は、次の点が定められています。
・特定元方事業者及びすべての関係請負人が参加する協議組織を設置すること。
・当該協議組織の会議を定期的に開催すること。

正しい記述です。

労働安全衛生規則第638条にて、特定元方事業者は、法第三十条第一項第四号の教育に対する指導及び援助については、当該教育を行なう場所の提供、当該教育に使用する資料の提供等の措置を講じなければならない。と記載があります。

正しい記述です。

労働安全衛生規則第638条の3にて、特定元方事業者は、工程表等の当該仕事の工程に関する計画並びに当該作業場所における主要な機械、設備及び作業用の仮設の建設物の配置に関する計画を作成しなければならない。といった内容の記載があります。

誤った記述です。（これが正解です）

正しくは、巡視を毎作業日に少なくとも1回は行わなければなりません。

労働安全衛生規則第637条第1項にて、特定元方事業者は、巡視については、毎作業日に少なくとも一回、これを行なわなければならない。といった内容の記載があります。

適当です。

特定元方事業者は、関係請負人が参加する「安全衛生協議会」を設置し、協議や情報共有を行う責任があります。これにより、作業現場全体の安全と衛生が確保されます。

この記述は正しいです。

適当です。

特定元方事業者には、関係請負人が実施する労働者の安全教育に対し、指導や援助を行う義務があります。これにより、全体的な安全水準の向上が図られます。

この記述は正しいです。

適当です。

工程や設備の配置計画は、安全かつ効率的に作業を進めるための重要な要素です。特定元方事業者はこれを計画し、関係者に周知する必要があります。

この記述は正しいです。

不適当です。

特定元方事業者は、作業場所の巡視を適切な頻度で実施し、安全管理状況を確認する義務がありますが、「作業前日に行わなければならない」という規定は法令に存在しません。

巡視のタイミングは、状況や必要性に応じて適切に実施することが求められます。

この記述は間違いです。