1級土木施工管理技士 過去問
令和5年度
問73 (必須問題 問12)
問題文
建設工事における墜落災害の防止に関する次の記述のうち、事業者が講じなければならない措置として、労働安全衛生法令上、正しいものはどれか。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級土木施工管理技術試験 令和5年度 問73(必須問題 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における墜落災害の防止に関する次の記述のうち、事業者が講じなければならない措置として、労働安全衛生法令上、正しいものはどれか。
- 高さ1.5m 以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆い等を設けなければならない。
- 高さ3m 以上の箇所で囲い等の設置が困難又は作業上、囲いを取りはずすときは、防網を張り、労働者に要求性能墜落制止用器具を使用させなければならない。
- 高さ5m 以上の箇所での作業で、労働者に要求性能墜落制止用器具等を使用させるときは要求性能墜落制止用器具等の取付設備等を設け、異常の有無を随時点検しなければならない。
- 高さ2m 以上の箇所で作業を行なうときは、当該作業を安全に行なうため必要な照度を保持しなければならない。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
建設工事における墜落災害を防止するために、労働安全衛生法令で事業者が講じなければならない措置についての理解を問うものです。
不適当です。
労働安全衛生法令では、作業床の端や開口部等における墜落防止措置の基準は高さ2m以上とされています。1.5mは基準に該当しません。
この記述は間違いです。
不適当です。
高さ3m以上ではなく、法令上は高さ2m以上の箇所で墜落防止措置を行う必要があります。
この記述は高さ条件に誤りがあります。
この記述は間違いです。
不適当です。
法令では高さ2m以上の箇所で墜落防止措置を講じる必要があります。
5mという高さの条件は法令の基準ではありません。
この記述は間違いです。
適当です。
高さ2m以上の作業箇所における照度の確保は労働安全衛生法令で定められています。
この記述は正しいです。
建設現場における墜落災害の防止措置についての正しい理解が求められます。
墜落災害は建設現場で重大事故につながりやすいため、法令に基づく正しい安全対策の実施が不可欠です。
参考になった数14
この解説の修正を提案する
02
この問題を解くポイントは、労働安全衛生法令に基づいて正しい墜落災害防止措置を判断することです。
不適当です。
労働安全衛生法では、作業床が高さ2m以上の場合に、囲いや手すり、
覆いなどの設置が必要とされています。
1.5mでは法令の基準に達していません。
不適当です。
労働安全衛生法では、高さが2m以上の高所作業において、作業床の設置や囲い、
手すり、覆いなどが困難な場合は、作業者に要求性能墜落制止用器具を使用させることが義務付けられています。
不適当です。
労働者に要求性能墜落制止用器具等を使用させるときは、
要求性能墜落制止用器具等及びその取付け設備等の異常の有無について、
随時点検しなければなりません。
適当です。
労働安全衛生法では、高さ2m以上の箇所で作業を行う際に、
作業を安全に行うための適切な照度を確保することが義務付けられています。
特に、高さや作業条件に応じた安全対策を正確に理解する必要があります。
また、墜落防止用器具について正しい理解をしましょう。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
03
この問題は労働安全衛生法上、建設工事における墜落災害の防止についての正しい理解を問われています。
誤った記述です。
作業床については高さ1.5m以上ではなく2m以上になります。
根拠として労働安全衛生規則第519条第1項にて、事業者は、高さが2m以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆おおい等(以下この条において「囲い等」という。)を設けなければならない。と記載があります。
誤った記述です。
高さ3m以上ではなく2m以上から措置が必要となります。
根拠として労働安全衛生規則第519条第2項にて、事業者は、囲い等を設けることが著しく困難なとき又は作業の必要上臨時に囲い等を取りはずすときは、防網を張り、労働者に要求性能墜落制止用器具を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。といった内容の記載があります。
誤った記述です。
高さ5m以上ではなく2m以上から措置が必要となります。
根拠として労働安全衛生規則第521条にて、事業者は、高さが2m以上の箇所で作業を行う場合において、労働者に要求性能墜落制止用器具等を使用させるときは、要求性能墜落制止用器具等を安全に取り付けるための設備等を設けなければならない。事業者は、労働者に要求性能墜落制止用器具等を使用させるときは、要求性能墜落制止用器具等及びその取付け設備等の異常の有無について、随時点検しなければならない。と記載があります。
正しい記述です。
根拠として労働安全衛生規則第523条にて、事業者は、高さが2m以上の箇所で作業を行なうときは、当該作業を安全に行なうため必要な照度を保持しなければならない。と記載があります。
労働安全衛生規則に記載の具体的な数字まで学習すると良いでしょう。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問72)へ
令和5年度 問題一覧
次の問題(問74)へ