1級土木施工管理技術の過去問
令和6年度
問題A 2 問2
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 令和6年度 問題A 2 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
現場発生土を道路の盛土材料として使用する場合の留意点に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 支持力や施工性が確保できない材料は、現場内で発生する他の材料と混合したり、セメントや石灰による安定処理を行って使用する。
- 高含水比の材料は、なるべく薄く敷き均した後、十分な放置期間をとり、ばっ気乾燥を行うか、処理材を混合調整し使用する。
- 盛土の安定や沈下等が問題となる材料は、盛土の下層部になるべく厚く敷き均すか、法肩等に使用する。
- 透水性の良い砂質土等の材料は、排水材料に使用し、岩塊や礫質土は、排水処理と安定性向上のため、法尻に使用する。
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この過去問の解説 (1件)
01
現場発生土を盛土材として使用する場合は盛土材料や形状、基礎地盤等を十分に検討して盛土後の地盤の安定や沈下、排水等を考慮し十分な対策を講じることが必要です。
上記に留意して各記述について適切か不適切か判断します。
〇他の発生土と混合したりセメントや石灰を使用する場合は主に発生土の含水率が大きい場合に用いられます。
よって正解です。
〇高含水比の盛土材を使用する場合はなるべく薄く敷き均したあと十分な放置期間をとり天日干しを行いばっ気するか、
期間が十分取れない場合は処理剤を混合してばっ気期間を短縮します。 正解です。
×盛土の安定や沈下が問題となる材料は使用しないか、盛土上層部に薄く敷き均すか処理剤を使用して安定させます。
盛土下層部は十分敷き固めることの出来る材料か石、砕石等硬度のある材料を使用します。誤
〇透水性の良い砂質土等の材料は、排水材料に使用し、岩塊や礫質土は、中央部に使用すると空隙から沈下する可能性があるので
排水処理と安定性向上のため、法尻に使用します。 正解です。
現場発生土を道路の盛土材料として使用する場合は盛土材の土質や含水率に十分留意しなければなりませんが、
基礎地盤の軟弱土等も検討して必要な処置を施すことも大事です。
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