第一種衛生管理者の過去問
平成27年4月公表
関係法令(有害業務に係るもの) 問5

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問題

第一種 衛生管理者試験 平成27年4月公表 関係法令(有害業務に係るもの) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文中の [    ] 内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

「特定化学物質障害予防規則には、特定化学物質の用後処理として、除じん、排ガス処理、[  A  ]、残さい物処理及びぼろ等の処理の規定がある。その中の [  A  ] については、シアン化ナトリウムの場合には、[  B  ] 方式若しくは活性汚泥方式による [  A  ] 装置又はこれらと同等以上の性能を有する [  A  ] 装置を設けなければならないと規定されている。」
  • A=浄化処理  B=中和
  • A=浄化処理  B=吸収
  • A=浄化処理  B=凝集沈殿
  • A=排液処理  B=吸着
  • A=排液処理  B=酸化・還元

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この過去問の解説 (4件)

01

 排液処理の記述です。下記に示す物質は、それに対応した処理方式で処理しなければなりません。

①アルキル水銀化合物(アルキル基がメチル基又はエチル基である物に限る。以下同じ。) → 酸化・還元方式

②塩酸 → 中和方式

③硝酸 → 中和方式

④シアン化カリウム → 酸化・還元方式または活性汚泥(でい)方式

⑤シアン化ナトリウム → 酸化・還元方式また活性汚泥(でい)方式

⑥ペンタクロルフエノール(別名PCP)及びそのナトリウム塩 → 凝集沈でん方式

⑦硫酸 → 中和方式

⑧硫化ナトリウム → 酸化・還元方式

 以上のことから、答えは5となります。

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02

関係法令の特定化学物質障害予防規則からの問題です。
 除じん装置は、粉じん含有気体を排出する排気筒、局所排気装置は粉じんの粒径に応じた除じん装置を設けなければなりません。
 排ガス処理については、弗化水素等を排出する局所排気装置には、有効な排ガス処理装置を設けなければなりません。
 廃液処理については、塩酸・硝酸・硫酸やシアン化ナトリウム等を含有する排液処理には、有効な排液処理装置を設けなければなりません。
 残さい物処理については、アルキル水銀化合物を含有する残さい物については、除毒した後でなければ廃棄してはなりません。
 ぼろ等の処理については、汚染ぼろ、紙くず等は、蓋又は栓をした不浸透性の容器に納めなければなりません。
 また、排液処理について、塩酸・硝酸・硫酸を含有する排液の場合は、中和方式。シアン化カリウム・シアン化ナトリウムは、酸化・還元方式または活性泥方式による排液処理装置またはこれと同等以上の性能を有する排液処理装置を設けなければならないと規定されています。
よって、5が正解です。

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03

1の「中和」は「浄化処理」ではなく「排液処理」です。誤りです。

2の「吸収」は「浄化処理」ではなく「排ガス処理」です。誤りです。

3の「凝集沈殿」は「浄化処理」ではなく「排液処理」です。誤りです。

4の「吸着」は「排液処理」ではなく「排ガス処理」です。誤りです。

5は正しいです。

よって、5が正解です。

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04

1.×
2.×
3.×
4.×
5.○

特定化学物質の用後処理として、除じん、排ガス処理、排液処理、残さい物処理およびぼろ等の処理の規定があります。

排液処理については塩酸、硝酸、硫酸を含有する廃液の場合は「中和方式」による排液処理装置またはこれと同等以上の性能を有する廃液処理装置を設けなければならないと規定されています。

よって5が正解です。

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