第一種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働衛生（有害業務に係るもの） 問20
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働衛生（有害業務に係るもの） 問20 （訂正依頼・報告はこちら）
特殊健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 有害業務への配置替えの際に行う特殊健康診断には、業務適性の判断と、その後の業務の影響を調べるための基礎資料を得るという目的がある。
- 特殊健康診断において適切な健診デザインを行うためには、作業内容と有害要因へのばく露状況を把握する必要がある。
- 特殊健康診断では、対象とする特定の健康障害と類似の他の疾患との判別が、一般健康診断よりも一層強く求められる。
- 有害物質による健康障害は、多くの場合、諸検査の異常などの他覚的所見より自覚症状が先に出現するため、特殊健康診断では問診の重要性が高い。
- 有機溶剤は、生物学的半減期が短いので、有機溶剤等健康診断における尿中の代謝物の量の検査のための採尿の時刻は、厳重にチェックする必要がある。
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この過去問の解説 （3件）
01
有害物質による健康被害の大部分は初期（又は軽度）の場合などはほぼ「自覚がなく」諸検査により早期発見される。
従って自覚症状より検査で発見されることが多いので４が誤り。
あと良く出るポイントとして覚えておきたいのは、ここで出てくる５の有機溶剤は生物学的半減期は短いというところ。そして鉛に関しては生物学的半減期は長いということも覚えておきましょう。
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02
1.〇 有害業務への配置替えの際に行う「特殊健康診断」についての正しい記述です。
2.〇 特殊健康診断の「健診デザイン」を行うためには、作業内容と有害要因へのばく露状況を把握する必要があります。
3.〇 「特殊健康診断」では、対象とする特定の健康障害と類似の他の疾患との判別が、一般健康診断よりも一層強く求められています。
4.× 自覚症状が先に出現するとは限りません。
5.〇 有機溶剤は生物学的半減期が短いです。
そこで「有機溶剤等健康診断」における尿中の代謝物の量の検査のための採尿の時刻は、厳重にチェックする必要があります。
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03
2.○
3.○
4.×
有害物質による健康障害の大部分は、検査の異常など他覚所見が自覚所見に先行して出現します。
5.○
よって正解は4です。
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