第一種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問32
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産生した毒素により発症する。
- ウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない。
- 潜伏期間は、一般に、3~5時間である。
- 発生時期は、夏季が多い。
- 症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。
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この過去問の解説 (4件)
01
牡蠣などの貝類、感染者の嘔吐物や糞便などが主な原因。潜伏期間は1~2日程度で冬季に発生しやすい。人の腸内で繁殖し、主な症状としては吐き気、嘔吐、下痢等です。
上記のことから2以外は誤りとなるので正解は2です。
衛生管理者試験の問題は覚えることが多いので、この食中毒に関する問題はキーワードで覚えておくと良いでしょう。
「黄色ブドウ球菌は熱に強い」や「ボツリヌス菌は神経毒で致死(没)率が高い」など覚えやすいように工夫してみましょう。
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02
1.× 「食品中で増殖」せずに、「人の腸管内で増殖」します。
2.〇 「ウイルス失活化」には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がありません。
3.× 潜伏期間は「3~5時間」ではなく、「24~48時間」です。
4.× 発生時期は「夏季」ではなく、「冬季」です。
5.× 症状は、「筋肉麻痺の神経症状」ではなく、「吐き気やおう吐、腹痛、下痢」です。
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03
ノロウイルスの殺菌には、エタノールはあまり効果がなく【煮沸消毒や塩素系消毒剤】が有効です。
以上から、正解は選択肢2となります。
(参考:厚生労働省 ノロウイルス
関するQ&A https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html#13)
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04
潜伏期間は1~2日で、嘔吐、下痢、発熱などの症状があらわれ、特に冬季に流行します。
予防のためには、加熱によってウィルスを死活化することが有効です。
以上を選択肢にあてはめると、(2)が正解となります。
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