第一種衛生管理者の過去問
平成28年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問15
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
金属などによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 金属水銀中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害や手指の震えなどの症状·障害がみられる。
- 鉛中毒では、骨の硬化、斑状歯などの症状・障害がみられる。
- マンガン中毒では、筋のこわばり、震え、歩行困難などのパーキンソン病に似た症状・障害がみられる。
- カドミウム中毒では、上気道炎、肺炎、腎障害などの症状・障害がみられる。
- 砒素中毒では、角化症、黒皮症などの皮膚障害、末梢神経障害などがみられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 水俣病(熊本県下)がその代表的な公害です。メチル水銀中毒となり、中枢神経系を侵します。本肢の通りであり、正しいです。
2 鉛中毒の症状は、腹部の激痛、貧血、末しょう神経障害を引き起こします。よって、本肢の表現は誤りとなります。
3 マンガンを吸入しますと、中枢神経系の障害が起きます。症例は、本肢の通りです。
4 カドミウムの急性中毒は、上気道炎や肺炎となり、慢性中毒は、肺気腫や腎障害を引き起こします。よって、本肢は正しいです。
5 ヒ素中毒では、本肢の記述以外に下痢等の症状が進行すると皮膚がんになるとされています。本肢も正しいです。
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02
2:×
3:○
4:○
5:○
誤っている選択肢は2です。
鉛中毒では、貧血、末梢神経障害、腹部の疝痛などの症状・障害がみられます。骨の硬化、斑状歯などの症状・障害がみられるものは、弗化水素によるものです。
その他は説明文の通りです。
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03
1)3)4)5)は設問の通りです。
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