第一種衛生管理者の過去問
平成28年4月公表
労働生理 問44

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問題

第一種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働生理 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

ストレスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 外部からの刺激であるストレッサーは、その強弱にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧する。
  • ストレスに伴う心身の反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している。
  • 昇進、転勤、配置替えなどがストレスの原因となることがある。
  • 職場環境における騒音、気温、湿度、悪臭などがストレスの原因となることがある。
  • ストレスにより、自律神経系と内分泌系のバランスが崩れ、精神神経科的疾患又は内科的疾患が生じる場合がある。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解 1

1 ストレッサーは、心身活動の抑圧に加えて、亢進作用もあります。よって、本肢は抑圧のみで誤りとなります。

2 本説明の通りとなります。

3 心理的なストレスは、多くは変化点に起きます。
人事異動はその要因に深く係わります。本肢は正しいです。

4 外部要因が関与して、ストレスの原因ともなります。

5 バランスの欠如が疾患の原因になります。

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02

正解は(1)です。

1 ×:外部からの刺激(ストレッサー)は、適度であれば良い緊張感となって心身に良い影響を与えますが、過度にあたえられると心身の活動を抑圧するなど、悪影響を及ぼす可能性があります。

2 ○:ストレスによる心身反応にはノルアドレナリン、アドレナリンが深く関与しています。

3 ○:職場におけるストレッサーは騒音・気温などの職場環境、人間関係、業務内容、労働時間など様々です。昇進、転勤、配置換えなどがストレスの原因となることがあります。

4 ○:上記3の解説の通りです。

5 ○:ストレスによる影響はあらゆるかたちで身体にあらわれます。気分の低下やうつのような精神面の不調であったり、消化不良、頭痛、腹痛のような肉体面の不調であったり人によって様々です。

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03

誤っているものは1です。
文末の「抑圧する」という部分が誤りです。
抑圧の場合も亢進の場合もどちらもあるからです。

他の選択肢2,3,4,5については文のとおりで正しい記述となっています。

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04

1)外部(ストレッサー)の強弱や質に応じて、分泌が亢進・減少し、整体の恒常性(ホメオスタシス)を保っています。

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