第一種衛生管理者の過去問
平成29年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問11

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問題

第一種 衛生管理者試験 平成29年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

次の化学物質のうち、常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中で蒸気として存在するものはどれか。
ただし、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。
  • 塩素
  • ジクロロベンジジン
  • アンモニア
  • クロム酸
  • アセトン

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 5.「空気中にある有害物質」
有害物質は、空気中に「ガス状、蒸気、粉じん、ヒューム、ミスト」の形で存在しています。
1.塩素は、常温・常圧では「ガス状」で存在します。

2.ジクロロベンジジンは、常温・常圧では「粉じん」として存在します。

3.アンモニアは、常温・常圧では「ガス状」で存在します。

4.クロム酸は、常温・常圧では「ミスト」で存在します。なお、水が無くなった状態でのクロム酸は無水クロム酸と呼ばれ、粉じんになります。

5.アセトンは、常温・常圧では「蒸気」として存在します。よって、本肢が正解となります。

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02

正解:5、正しい

蒸気を見極めるポイントとしては、水銀(アルキル水銀、水銀)、語尾にニルがつく(ニッケルカルボニル、塩素化ビフェニル)をキーワードとしておさえておくといいでしょう。ただし、硫酸ジメチルについては蒸気でありミストでもあるので注意して下さい。

1、2、3、4は蒸気ではないので誤り。

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03

正解:5

以下、常温・常圧での状態を示します。

1.ガス

2.粉塵

3.ガス

4.ミスト

5.蒸気で正解となります。

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