第一種衛生管理者の過去問
平成29年10月公表
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問30

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問題

第一種 衛生管理者試験 平成29年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

厚生労働省の「V DT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づく措置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • ディスプレイは、おおむね40cm以上の視距離が確保できるようにし、画面の上端が、眼と同じ高さか、やや下になるようにする。
  • ディスプレイ画面上における照度は、500ルクス以下になるようにする。
  • 書類上及びキーボード上における照度は、300ルクス以上になるようにする。
  • 単純入力型及び拘束型に該当するV DT作業については、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に5分間の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1〜2回程度の小休止を設けるようにする。
  • VDT作業健康診断は、一般健康診断を実施する際に、併せて実施してもよい。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解 4

1 姿勢や眼精疲労の未然防止対策としては、画面の状態は本肢がよいですね。文言のとおりです。

2 500ルクス以下が文字ボケを防ぎ、程よい感覚となります。よって、本肢は正しいです。

3 この照度も文言のとおりです。

4 本肢の「連続作業までの間に5分間」が誤りです。10~15分間の作業休止時間を設ける必要があります。それ以外の問題文は正しい表現になります。

5 定期健康診断と併用の実施は可能です。よって、本肢は正しいです。

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02

VDT(Visual Display Terminals)とはディスプレイとキーボード等によって構成されるコンピュータのひとつで、これを使ってデータ入力、プログラミング、監視等を行う作業を「VDT作業」といいます。

(1)○:パソコン作業等における適切な作業姿勢を定めるものです。
(2)○
(3)○
(4)×:単純入力型および拘束型のVDT作業については、一連続作業時間が「1時間」を越えないようにし、次の連続作業時間までの間に「10~15分の作業休止期間」を設け、かつ、一連作業時間内において1~2回程度の小休止を設けるようにする、が正しいです。
(5)○

【補足】
単純入力型…単純なデータ、文章の入力など
拘束型…コールセンターなどにおける受注、予約対応など

よって、(4)が正解です。

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03

誤っているものは4です。
文中の「次の連続作業までの間に5分間の作業小休止」とある部分が誤りです。正しくは「次の作業までの間に10~15分の作業小休止」です。

他も選択肢1,2,3,5は文のとおりで正しい記述です。

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04

正解4
1.◯
正しい記述です。ディスプレイに関しては以下のように調整させる必要があります。

・おおむね40cm以上の視距離が確保できるようにし、この距離で見やすいように必要に応じて適切な眼鏡による矯正を行うこと
・ディスプレイは、その画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにすることが望ましい
・ディスプレイ画面とキーボード又は書類との視距離の差が極端に大きくなく、かつ、適切な視野範囲になるようにすること
・ディスプレイは、作業者にとって好ましい位置、角度、明るさ等に調整すること
・ディスプレイに表示する文字の大きさは、小さすぎないように配慮し、文字高さが概ね3 mm以上とするのが望ましい

2.◯
正しい記載です。ディスプレイを用いる場合のディスプレイ画面上における照度は500ルクス以下とします。また、書類上及びキーボード上における照度は300ルクス以上とするようにします。また、ディスプレイ画面の明るさ、書類及びキーボード面における明るさと周辺の明るさの差はなるべく小さくする必要があります。

3.◯
正しい記載です。解説は選択肢2を参照してください。

4.×
単純入力型及び拘束型に該当するVDT作業については、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に【10分~15分の作業休止時間】を設け、かつ、一連続作業時間内において1回~2回程度の小休止を設けなければなりません。

5.◯
記載の通りです。

(参考:厚生労働省;「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて」 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000184703.pdf

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