第一種衛生管理者の過去問
平成29年10月公表
労働生理 問44
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成29年10月公表 労働生理 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
ホルモン、その内分泌器官及びそのはたらきの組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
- コルチゾール ········ 副腎皮質血糖量の増加
- メラトニン ·········· 副腎髄質体液中の塩類バランスの調節
- パラソルモン ········ 副甲状腺血中のカルシウム量の調節
- インスリン ·········· 膵臓血糖量の減少
- グルカゴン ·········· 膵臓血糖量の増加
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この過去問の解説 (3件)
01
1 コルチゾールは、脂肪、炭水化物、タンパク質の代謝を抑制するための必須ホルモン(内分泌腺から分泌される化学物質のことです。)です。本肢は正しいです。
2 これは明らかに誤りです。メラトニンは、脳松果体で分泌され、入眠や睡眠の維持作用をします。
3 パラソルモンは、副甲状腺で骨の再吸収をすることにより、カルシウム量を調節します。本肢は正しいです。
4 インスリンの減少により、糖尿病の悪化など問題を引き起こします。本肢も正しいです。
5 グルカゴンは血糖上昇のホルモンです。同様に本肢は正しいです。
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02
●血糖値を上げるホルモン;
「アドレナリン」「コルチゾール」「グルカゴン」「成長ホルモン」の4種類。
●血糖値を下げるホルモン;
「インスリン」
(1)○
(2)×:メラトニンは睡眠に作用し、睡眠と覚醒のリズム=「サーカディアンリズム」を調整する働きを持ちます。
(3)○:パラソルモンは血中カルシウム濃度を上げ、カルシトニンは血中カルシウム濃度を下げる働きをします。これらは骨の形成に関与します。
(4)○:「インスリン」はすい臓から分泌され、血糖値を下げる働きをします。インスリン不足になると高血糖となり糖分が尿として排泄されます。これが「糖尿病」です。
(5)○
よって、(2)が正解です。
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03
2:×
3:○
4:○
5:○
誤った選択肢は2です。
メラトニンは内分泌器官の松果体より分泌し、睡眠と覚醒などの生体リズムの調整を行うはたらきがあります。
その他は説明文の通りです。
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