第一種衛生管理者の過去問
平成30年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問12
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成30年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
電離放射線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 電離放射線の被ばくによる影響には、身体的影響と遺伝的影響がある。
- 電離放射線の被ばくによる身体的影響のうち、白内障は晩発障害に分類される。
- 電離放射線の被ばくによる発がんと遺伝的影響は、確定的影響に分類される。
- 電離放射線の被ばく後、数週間程度までに現れる造血器系障害は、急性障害に分類される。
- 造血器、生殖腺、腸粘膜、皮膚など頻繁に細胞分裂している組織・臓器は、電離放射線の影響を受けやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.正
電離放射線の影響は、放射線を受けた本人に出る「身体的影響」と、子孫に出る「遺伝的影響」があります。
2.正
白内障は被ばく後、数か月~数年以上の経過後に症状が出る「晩発障害」に分類されます。
3.誤
電離放射線の被ばくによる人体への健康影響を考える際には、「確定的な影響」と「確率的な影響」の二つに分けて考える方法があります。
「確定的影響」は一定以上の線量を被ばくしない限り発生することはありません。その うちの多くは、被ばく後、数週間以内に現れる急性障害に分類されます。
「確率的影響」は、低い線量でも発生の可能性がゼロではないと考えられている影響で、発がんと遺伝的影響は、確率的影響に分類されるので誤りです。
4.正
電離放射線の被ばく後、数週間程度までに現れる造血器系障害は、急性障害に分類されます。
5.正
造血器、生殖腺、腸粘膜、皮膚は細胞分裂が盛んで、細胞分裂が盛んな細胞ほど放射線感受性が高い(影響を受けやすい)傾向があります。
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02
1 .○
記述の通りです。
2 .○
記述の通りです。
3 .×
確定的影響ではなく確率的影響に分類されるので誤りです。
4 .○
記述の通りです。
5 .○
記述の通りです。
参考になった数34
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03
2.○
3.×
4.○
5.○
誤っている選択肢は3です。
電離放射線の被ばくによる発がんと遺伝的影響は、確率的影響に分類されます。確定的影響ではありません。
その他は説明文の通りです。
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