第一種衛生管理者の過去問
平成30年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問30

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第一種 衛生管理者試験 平成30年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのバラツキの程度は、平均値及び最頻値によって表される。
  • 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  • 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の出現割合を有所見率といい、一定期間に有所見とされた者の割合を発生率としている。
  • ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係がないこともある。
  • 健康診断における各検査において、スクリーニングレベルを高く設定すると偽陽性率は低くなるが、偽陰性率は高くなる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解:1

当設問に出てくる各統計学用語の意味まで理解しようとすると非常に時間がかかるため、衛生管理者試験として割り切って考えるのであれば機械的に暗記した方が効率的です。

1.誤
指標が正規分布である場合、そのバラツキの程度は、「平均値」及び「最頻値」ではなく、「分散」や「標準偏差」によって表される。

2.正
 設問のとおりです。

3.正
 設問のとおりです。有所見とは健康診断の各診断項目で異常が疑われる場合(要治療や要精密検査等いわゆる引っ掛かった状態)をいいます。

4.正
 設問のとおりです。

5.正
 スクリーニングレベルとは、正常者と有所見者を分けるための判定値のことをいいます。スクリーニングレベルを高く設定すると有所見者の割合は減り、正常者を有所見者と判定する率(=偽陽性率)は低くなり、有所見者を正常者と判定する率(=偽陰性率)が高くなります。

参考になった数199

02

正解は1です。

1 .×
いくつかありますが、ばらつきの程度は分散や標準偏差で表される事が多いので誤りです。

2 .○
記述の通りです。

3 .○
記述の通りです。

4 .○
記述の通りです。

5 .○
記述の通りです。

参考になった数30

03

正解 1

1.×
正規分布である場合、平均値及び最頻度ではなく、標準偏差や分散によってバラツキの程度が示されます。

2.◯
設問の通りです。

3.◯
設問の通りです。

4.◯
設問の通りです。

5.◯
設問の通りです。
スクリーニングレベルとは集団の中で有所見と無所見を選別する判定値の事を言います。一般的には偽陽性率を高くするため、スクリーニングレベルを低く設定しています。

参考になった数26