第一種衛生管理者の過去問
平成30年4月公表
労働生理 問43
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成30年4月公表 労働生理 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
- 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
- 寒冷にさらされ体温が正常以下になると、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
- 不感蒸泄とは、水分が発汗により失われることをいう。
- 温熱性発汗は、全身でみられるが、特に足の裏で多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 .○
記述の通りです。
2 .×
外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みは恒常性(ホメオスタシス)と言います。
内分泌系と神経系により調整されているので誤りです。
3 .×
寒冷にさらされ体温が正常以下になると
皮膚の血管が収縮して血流量を減らし、皮膚温が下がらないように保とうとしますので誤りです。
4 .×
発汗していなくても無自覚に皮膚や呼吸などから水分が失われる事を不感蒸泄といい誤りです。
5 .×
温熱性発汗とは体温調整の為に全身に汗をかく事を言います。
足の裏や手のひらなど緊張などによって局所的に汗をかく事を精神性発汗と言います。
個人差もあり、特に足の裏で多いといったことではないので誤りです。
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02
1.正
設問のとおりです。体温調節中枢は体温を調節する司令塔と考えて下さい。
2.誤
同調性ではなく恒常性といいます。
3.誤
血液は熱を運ぶ役割も果たしており、寒い場合は毛細血管を収縮させ、血液量を減らすことによって、体内の熱を外に逃がさないようにしています。
4.誤
不感蒸泄は発汗以外の皮膚および呼気からの蒸発による水分喪失をいいいます。
5.誤
温熱性発汗は、運動等で暑さを感じた場合に体温を下げるために全身で生じる発汗ですが、手のひらと足の裏からは発汗しません。
手のひらと足の裏から生じる発汗は精神性発汗といいヒヤッとしたり緊張したりする時に生じます。
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03
1.◯
設問の通りです。
2.×
この仕組みは同調性ではなく恒常性(ホメオスタシス)と言います。
3.×
寒冷に晒された場合、皮膚の血管は縮小し血流量を減らして皮膚温が下がらないように調節します。
4.×
不感蒸泄とは発汗ではなく発汗以外の皮膚及び吸気からの水分喪失の事を言います。
5.×
温熱性発汗は特に足の裏で多いわけではないので誤りです。
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