第一種衛生管理者の過去問
平成31年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問32
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成31年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
出血及び止血法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 体内の全血液量は、体重の約8%で、その約3分の1を短時間に失うと生命が危険な状態となる。
- 止血法には、直接圧迫法、間接圧迫法などがあるが、一般人が行う応急手当としては直接圧迫法が推奨されている。
- 静脈性出血は、傷口からゆっくり持続的に湧き出るような出血で、通常、直接圧迫法で止血する。
- 止血帯を施した後、受傷者を医師に引き継ぐまでに1時間以上かかる場合には、止血帯を施してから1時間ごとに1〜2分間、出血部から血液がにじんでくる程度まで結び目をゆるめる。
- 止血を行うときは、処置者の感染防止のため、ビニール手袋を着用したりビニール袋を活用したりして、受傷者の血液に直接触れないようにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
長時間継続して止血を行う場合、30分に1回のペースで止血帯を1〜2分程度緩め血行を再開させます。
その他の選択肢は以下の通りです。
1:体内の全血液量は、体重の約8%で、その約3分の1を短時間に失うと生命が危険な状態となります。
2:止血法には、直接圧迫法、間接圧迫法などがありますが、体表からのすべての出血に適応する方法であるため一般人が行う応急手当としては直接圧迫法が推奨されています。
3:静脈性出血は、傷口からゆっくり持続的に湧き出るような出血のことです。通常、直接圧迫法で止血を行います。
5:止血を行うときは、処置者の感染防止のため、ビニール手袋を着用したりビニール袋を活用したりして、受傷者の血液に直接触れないようにします。
血液を含む体液は何らかの感染症を持つことを念頭において処置する必要があります。
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02
1.◯
正しいです。体内の全血液量は【体重の約8%(体重の約1/13)】です。そのうち【約1/3】を短時間に失うと生命が危険な状態となります。
2.◯
記載のとおりです。「直接圧迫法」とは出血部を直接圧迫して止血を試みる方法です。「間接圧迫法」とは出血部位より心臓より近い部位を圧迫し止血を試みる方法のことです。
3.◯
記載のとおりです。静脈性出血は、傷口からゆっくり持続的に湧き出るような出血で、通常、直接圧迫法で止血をおこないます。
4.×
誤りです。止血帯を施した後、受傷者を医師に引き継ぐまでに1時間以上かかる場合には、止血帯を施してから【30分ごとに1~2分間】、出血部から血液がにじんでくる程度まで結び目をゆるめます。
5.◯
記載のとおりです。 止血を行うときは、処置者の感染防止のため、ビニール手袋を着用したりビニール袋を活用したりして、受傷者の血液に直接触れないようにします。
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03
2:○
3:○
4:×
5:○
誤っているものは4です。
正しくは「止血帯を施した後、受傷者を医師に引き継ぐまでに1時間以上かかる場合には、止血帯を施してから30分ごとに1~2分間、出血部から血液がにじんでくる程度まで結び目をゆるめる。」です。1時間ごとではありません。
その他は正しい記述です。
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