第一種衛生管理者の過去問
令和元年10月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問18

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第一種 衛生管理者試験 令和元年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

局所排気装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • ダクトの形状には円形、角形などがあるが、その断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。
  • フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、気流の整流作用が増すので、大きな排風量が必要となる。
  • ドラフトチェンバ型フードは、発生源からの飛散速度を利用して捕捉するもので、外付け式フードに分類される。
  • 建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、外付け式フードに分類される。
  • ダクトは、曲がり部分をできるだけ少なくするように配管し、主ダクトと枝ダクトとの合流角度は 45° を超えないようにする。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は「ダクトは、曲がり部分をできるだけ少なくするように配管し、主ダクトと枝ダクトとの合流角度は 45° を超えないようにする。」です。

選択肢1. ダクトの形状には円形、角形などがあるが、その断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。

×

ダクトの圧力損失は、断面積を大きくするほど減少します。

よって、誤った選択肢です。

選択肢2. フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、気流の整流作用が増すので、大きな排風量が必要となる。

×

気流の整流作用が増すと、排風量は小さくすることができます。

フード開口部の周囲にフランジがあると気流の整流作用が増すため、フランジがないときに比べて少ない排風量で所要の効果を上げることができます。

よって、誤った選択肢です。

選択肢3. ドラフトチェンバ型フードは、発生源からの飛散速度を利用して捕捉するもので、外付け式フードに分類される。

×

ドラフトチェンバ型フードは、作業面を除いた周りが覆われているものです。

作業面は開口していますが、発散源がフードに囲い込まれているので、囲い式フードに分類されます。

よって、誤った選択肢です。

選択肢4. 建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、外付け式フードに分類される。

×

建築ブース型フードは、作業面を除いた周りが覆われているものです。

作業面は開口していますが、発散源がフードに囲い込まれているので、囲い式フードに分類されます。

よって、誤った選択肢です。

選択肢5. ダクトは、曲がり部分をできるだけ少なくするように配管し、主ダクトと枝ダクトとの合流角度は 45° を超えないようにする。

説明文の通りです。

正しい選択肢です。

参考になった数117

02

「囲い式フード」の型式には以下のものがあります。

 ・カバー型

 ・グローブボックス型 

 ・ドラフトチェンバ型

 ・建築ブース型

「外付け式フード」の型式には以下のものがあります。

・スロット型

・ルーバー型

・グリッド型

・円形型

・長方形型

選択肢1. ダクトの形状には円形、角形などがあるが、その断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。

×

ダクトの断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が「低減」します。

選択肢2. フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、気流の整流作用が増すので、大きな排風量が必要となる。

×

フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、気流の整流作用が増すので、排風量は小さくてすみます。

選択肢3. ドラフトチェンバ型フードは、発生源からの飛散速度を利用して捕捉するもので、外付け式フードに分類される。

×

ドラフトチェンバ型フードは「囲い式フード」に分類されます。

選択肢4. 建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、外付け式フードに分類される。

×

建築ブース型フードは作業面を除き周りが覆われているもので「囲い式フード」に分類されます。

選択肢5. ダクトは、曲がり部分をできるだけ少なくするように配管し、主ダクトと枝ダクトとの合流角度は 45° を超えないようにする。

記載のとおりです。主ダクトと枝ダクトの合流角度が大きいほど圧力損失が大きくなるため、合流角度は45°を超えないようにします。

参考になった数41

03

正解:ダクトは、曲がり部分をできるだけ少なくするように配管し、主ダクトと枝ダクトとの合流角度は 45° を超えないようにする。

選択肢1. ダクトの形状には円形、角形などがあるが、その断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。

×:ダクトの断面積が大きくなると圧力損失は減少します。

選択肢2. フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、気流の整流作用が増すので、大きな排風量が必要となる。

×:フランジがあることにより気流の整流効果が増し、排風量は小さくてすみます。

選択肢3. ドラフトチェンバ型フードは、発生源からの飛散速度を利用して捕捉するもので、外付け式フードに分類される。

×:ドラフトチェンバ型フードは、囲い式フードに分類されます。

選択肢4. 建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、外付け式フードに分類される。

×:建築ブース型フードは囲い式フードに分類されます。

選択肢5. ダクトは、曲がり部分をできるだけ少なくするように配管し、主ダクトと枝ダクトとの合流角度は 45° を超えないようにする。

○:ダクトは曲がり角が少なく短いほど圧力損失が小さくなるので正しいです。

参考になった数23