第一種衛生管理者の過去問
令和2年4月公表
労働生理 問38

１：○
２：×
３：×
４：×
５：×

A～Dの消化酵素が関与しているものは以下の通りになります。
　A：トリプシン　蛋白質の分解
　B：ペプシン　蛋白質の分解
　C：アミラーゼ　炭水化物の分解
　D：リパーゼ　脂質の分解
よって、蛋白質の分解に関与しているものはAとBですので、1が正しい選択肢となります。

正解1
【蛋白質】は消化酵素である【ペプシンやトリプシン】によって分解されて【アミノ酸】となって吸収されます。

【脂質】は消化酵素である【リパーゼ】によって分解され【脂肪酸とグリセリン】になります。

【炭水化物】は消化酵素である【アミラーゼ】によって分解され、【ブドウ糖】になります。

ちなみに、無機塩やビタミン類は酵素によって分解されないので、そのまま吸収されます。

以上から、正解の選択肢はAとBなので正解は1となります。

正解は、１　です。

蛋白質分解酵素は、以下になります。

①ペプシン：胃の中の酸性下で働く消化酵素です。

②トリプシン：膵臓からの膵液に含まれる中性下で働く分解酵素です。

よって、ペプシンとトリプシンが正解となります。