第一種衛生管理者の過去問
令和2年10月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問12
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問題
第一種 衛生管理者試験 令和2年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
厚生労働省の「作業環境測定基準」及び「作業環境評価基準」に基づく作業環境測定及びその結果の評価に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 管理濃度は、有害物質に関する作業環境の状態を単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定されたものである。
- A測定は、原材料を反応槽へ投入する場合など、間欠的に大量の有害物質の発散を伴う作業における最高濃度を知るために行う測定である。
- B測定は、単位作業場所における気中有害物質濃度の平均的な分布を知るために行う測定である。
- A測定の第二評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない単位作業場所は、第一管理区分となる。
- B測定の測定値が管理濃度を超えている単位作業場所の管理区分は、A測定の結果に関係なく第三管理区分となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「管理濃度は、有害物質に関する作業環境の状態を単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定されたものである。」です。
○
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
×
A測定は、単位作業場所における有害物質の気中濃度の平均的な分布を知るために行う測定です。
よって、誤った選択肢です。
×
B測定は、有害物の発散源に近接する場所において作業が行われる場合に、有害物の濃度が最も高くなると思われる時間に、その作業が行われる位置において行う測定です。
説明文はA測定に関するものです。
よって、誤った選択肢です。
×
正しくは、「A測定の第一評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない単位作業場所は、第一管理区分になる。」です。
よって、誤った選択肢です。
×
正しくは、「B測定の測定値が管理濃度の1.5倍を超えている単位作業場所の管理区分は、A測定の結果に関係なく第三管理区分となる。」です。
よって、誤った選択肢です。
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02
正解は、「管理濃度は、有害物質に関する作業環境の状態を単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定されたものである。」です。
正しいです。
管理濃度とは、単位作業場所の作業環境管理の良否を判断する際の管理区分を決定するための指標です。
誤りです。
A測定とは、単位作業場所全体の有害物質の平均的な空気中の濃度を把握するための測定です。問題文は、B測定の説明です。
誤りです。
B測定とは、発生源に接近した作業位置における最高濃度を知るための測定です。問題文は、A測定の説明です。
誤りです。
正しい記載は、『A測定の第一評価値及びB測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない場合は、第一管理区分になる。』です。
※第二評価値とは、単位作業場所における気中有害物濃度の平均濃度の推定値の事です。
誤りです。
正しい記載は『B測定の測定値が管理濃度の1.5倍を超えている単位作業場所の管理区分は、A測定の結果に関係なく第三管理区分となる』です。
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03
正解「管理濃度は、有害物質に関する作業環境の状態を単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定されたものである。」
◯
管理濃度は、有害物質に関する作業環境の状態を単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標です。
×
誤りです。A測定は、単位作業場所における気中有害物質濃度の平均的な分布を知るために行う測定のことです。
×
誤りです。B測定は、原材料を反応槽へ投入する場合など、間欠的に大量の有害物質の発散を伴う作業における気中有害物質の最高濃度を知るために行う測定のことです。
×
作業環境測定の結果から、第一から第三の管理区分にわけられます。
第一管理区分とは、作業環境管理が適切である場合です。問題文のように、A測定の第二評価及びB測定のいずれも満たさない場合は、第三区分になります。
×
B測定の測定値が管理濃度の1.5倍を超える単位作業場所は、A測定の結果に関係なく第三管理区分になります。
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