正解：4番（誤っているもの）
1 .睡眠と覚醒のリズムのように、約1日の周期で繰り返される生物学的リズムをサーカディアンリズムといい、このリズムの乱れは、疲労や睡眠障害の原因となる。
正しい文言です。
2 .睡眠は、睡眠中の目の動きなどによって、レム睡眠とノンレム睡眠に分類される。
正しい文言です。
3 .コルチゾールは、血糖値の調節などの働きをするホルモンで、通常、その分泌量は明け方から増加し始め、起床前後で最大となる。
正しい文言です。
4 .レム睡眠は、安らかな眠りで、この間に脳は休んだ状態になっている。
急速眼球運動を伴う浅い眠りと言われています。
浅い眠りで、身体は眠っていますが、脳は起きている状態です。
選択肢は「安らかな眠りで脳が休んでいる状態」となっていますので誤りです。
5 .メラトニンは、睡眠に関与しているホルモンである。
正しい文言です。
答えは(4)です。
1：この記述は誤っていません。
2：この記述は誤っていません。
3：この記述は誤っていません。コルチゾールは副腎皮質から分泌されます。
4：レム睡眠は、急速眼球運動を伴う浅い眠りです。
一方ノンレム睡眠は、安らかな眠りで、この間に脳は休んだ状態になっています。
5：この記述は誤っていません。メラトニンは脳の松果体から分泌されます。
【解説】
１：正
記載のとおりです。
２：正
記載のとおりです。
３：正
記載のとおりです。
４：誤
これが答えの選択肢になります。安らかな眠りで、脳が休んだ状態になっているのは、ノンレム睡眠（non‐REM sleep）です。REMは、Rapid Eye Movement（急速眼球運動）の頭文字です。
５：正
記載のとおりです。
「サーカディアンリズム」、「レム睡眠」、「ノンレム睡眠」、「コルチゾール」、「メラトニン」などテレビの健康番組で聞くような言葉を確実に理解していきましょう。
中学校の理科の「生物の体のつくりとはたらき」、高校の生物基礎、生物の教科書や、副教材にも記載されている内容です。中学・高校の教科書等をお持ちの方は、目を通しておいた方がよいです。
※出版社によっては、記載表現が異なっていたり、記載されていないこともあります。
１：○
２：○
３：○
４：×
５：○
誤った選択肢は4です。
レム睡眠は、レム睡眠は眠りが浅い状態のことです。
この状態では、脳が活動して覚醒状態となっています。
安らかな眠りで、脳が休んだ状態となっているのはノンレム睡眠です。
その他は説明文の通りです。
