第一種衛生管理者の過去問 令和4年10月公表 労働生理 問9
この過去問の解説 (3件)
肝臓の問題の出題機会は多いのですが、肝臓の機能の基本的な問題が多く、基礎的な知識を持っていれば十分に対応可能でしょう。
〇 肝臓は脂肪代謝として、脂肪酸の分解や、コレステロール生成をします。
〇 肝臓は、不要なアミノ酸を分解して尿素として血液中に出します。
× ビリルビンを分解しません。
赤血球が破壊されてできる成分がビリルビンですが、
ビリルビンは血液が肝臓に運び、胆汁の中に排出します。
その後、胆嚢から腸を通して体外に排出されます。
〇 肝臓は胆汁を生成します。
〇 肝臓は、血液凝固物質や血液凝固阻止物質を作り出します。
<参考>
・肝臓には、3つの機能があり、それは、代謝、解毒、胆汁生成です。
代謝は栄養素の分解と合成です。
解毒は、有害性化学物質を低い有害性のものに分解する機能です。
・肝臓はアルブミンなどの血漿タンパク質を合成します。
・肝臓は、門脈血に含まれるブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄えます。
一方、血液中にブドウ糖が不足するとグリコーゲンを分解してブドウ糖を作り血中に出します。また、アミノ酸からブドウ糖を合成します。
・肝臓は、アルコールなどの有害物質を分解し、無害物質に変える解毒作用があります。
肝臓の役割、はたらきに関する問題です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
ビリルビンは脾臓で赤血球を分解して生成され、血液に乗って肝臓へ運ばれます。
肝臓ではビリルビンを分解せず、胆汁に混ざって排出されます。
よって、誤った選択肢です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
労働生理は全般的に出題パターンがある程度決まっています。
過去問をしっかりとやり込むことが一番の対策です。
肝臓の働きを問う問題です。
肝臓の働きとして、次の8つが挙げられます。
1.尿素生成
2.解毒
3.胆汁生成
4.ブドウ糖貯蔵
5.タンパク質合成
6.ホルモン代謝
7.コレステロール合成
8.ビタミンD代謝
では、選択肢をみていきましょう。
正しいです。
冒頭で示したとおりです。
正しいです。
冒頭で示したとおりです。
誤りです。
肝臓では、古くなった赤血球を分解し、
ヘモグロビンからビリルビンを生成し胆汁内に排出します。
正しいです。
冒頭で示したとおりです。
正しいです。
血液凝固物質や血液凝固阻止物質は血漿タンパクとよばれるものです。
冒頭で述べたの蛋白質合成の一部です。
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