第一種衛生管理者 過去問
令和7年4月公表
問34 (労働衛生（有害業務に係るもの以外のもの） 問7)

誤りです。

「ヒスタミンは、加熱調理により分解する」の部分が誤りです。

ヒスタミンは熱に安定的で、

一度生成されると調理工程で除去されません。

正しいです。文のとおりです。

神経毒とは神経細胞に特異的に作用する毒のことです。

正しいです。文のとおりです。

正しいです。文のとおりです。

食品内で一定菌数以上に増殖した原因菌を摂取し、

腸管内で感染することによって発症するものを「感染型」といいますが、

サルモネラ菌以外で、代表的な感染型のものとして、

腸炎ビブリオ菌、病原性大腸菌、ウエルシュ菌などがあります。

正しいです。文のとおりです。

ヒスチジンは、魚、チーズなどに含まれ、

細菌により分解されてヒスタミンとなり、

食中毒の原因となります。

ヒスタミンは熱に強く、

加熱により分解されることはありません。

誤っているものを選びますので、

これが正答であると考えられます。

ボツリヌス菌は、

土や水などに広く存在する嫌気性菌です。

熱にも強く、食品中で増殖する際に産生する毒素は、

視力障害などの神経症状を引き起こす神経毒ですので、

これは正しいといえます。

黄色ブドウ球菌は、

エンテロトキシンと呼ばれる毒素を産生し、

食中毒を引き起こします。

熱に強く、酸素が少ない環境や多少の塩分がある環境でも毒素を産生しますので、

これは正しいといえます。

サルモネラ菌は、

食品に付着した菌が腸管内で増殖することで発症しますので、

これは正しいといえます。

ウェルシュ菌、セレウス菌及びカンピロバクターは、

いずれも細菌性食中毒の原因菌ですので、

これは正しいといえます。

誤りです。ヒスタミンはアレルギー反応や中毒を引き起こす生体アミンの一種であり、加熱処理を行っても分解されません。
 

正しいです。ボツリヌス菌による毒素は神経毒です。
 

正しいです。黄色ブドウ球菌による毒素は、耐熱性を有します。
 

正しいです。サルモネラ菌による食中毒は、食品に付着した菌が腸管内で増殖して発症します。
 

正しいです。ウェルシュ菌、セレウス菌及びカンピロバクターは、いずれも細菌性食中毒の原因菌です。