第二種衛生管理者の過去問
平成26年10月公表
労働生理 問29

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問題

第二種 衛生管理者試験 平成26年10月公表 労働生理 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 筋肉は、神経から送られてくる刺激によって収縮するが、神経に比べて疲労しやすい。
  • 筋収縮には、グリコーゲンやりん酸化合物等のエネルギー源が必要で、特に、直接のエネルギーはATPの加水分解によってまかなわれる。
  • 筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。
  • 筋肉の長さは変わらないが、外力に抵抗して筋力の発生がある状態を等尺性収縮という。
  • 運動することによって筋肉が太くなることを筋肉の活動性肥大という。

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この過去問の解説 (3件)

01

誤っているものは「筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。」です。

選択肢1. 筋肉は、神経から送られてくる刺激によって収縮するが、神経に比べて疲労しやすい。

正しいです。
物理的な負荷のために、疲労しやすくなります。

選択肢2. 筋収縮には、グリコーゲンやりん酸化合物等のエネルギー源が必要で、特に、直接のエネルギーはATPの加水分解によってまかなわれる。

正しいです。
筋肉中のアデノシン三リン酸(ATP)が分解するときに出るエネルギーになります。

選択肢3. 筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。

誤りになります。
筋肉中のグリコーゲンは、筋肉の収縮時に、酸素が十分補給されるときは、水と二酸化炭素に分解されます。しかし、疲れにより酸素の供給が不十分になりますと、分解不足により「乳酸」になります。

選択肢4. 筋肉の長さは変わらないが、外力に抵抗して筋力の発生がある状態を等尺性収縮という。

正しいです。
等尺性収縮の定義になります。

選択肢5. 運動することによって筋肉が太くなることを筋肉の活動性肥大という。

正しいです。
本肢の説明の通りになります。

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02

誤っているものは「筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。」です。
「酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる」わけではありません。
酸素が十分に供給されている場合は「水」と「二酸化炭素」になります。そして、酸素が十分に供給されていない場合に分解できずに「乳酸」になります。

他の選択肢については文のとおりで正しいものとなっています。

参考になった数30

03

「筋肉」に関する問題です。

選択肢1. 筋肉は、神経から送られてくる刺激によって収縮するが、神経に比べて疲労しやすい。

正しい
 正しい記述です。

選択肢2. 筋収縮には、グリコーゲンやりん酸化合物等のエネルギー源が必要で、特に、直接のエネルギーはATPの加水分解によってまかなわれる。

正しい
 正しい記述です。

選択肢3. 筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。

誤り
 筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると、「水」と「二酸化炭素」に分解されますが、酸素が不足すると分解できずに「乳酸」になります。

選択肢4. 筋肉の長さは変わらないが、外力に抵抗して筋力の発生がある状態を等尺性収縮という。

正しい
 正しい記述です。

選択肢5. 運動することによって筋肉が太くなることを筋肉の活動性肥大という。

正しい
 正しい記述です。

参考になった数20