第二種衛生管理者の過去問
平成27年4月公表
労働生理 問25

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問題

第二種 衛生管理者試験 平成27年4月公表 労働生理 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。
  • 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
  • 血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
  • 原尿中に濾し出された電解質の多くは、ボウマン嚢から血中に再吸収される。
  • 原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 3

1 この老廃物は、尿細管ではなく「糸球体」からボウマン嚢に濾し出されます。よって、誤りとなります。

2 タンパク質は、分子構造が大きいために、糸球体を通過しません。通過しますと、「蛋白尿」となり糖尿病の原因となります。よって、誤りとなります。

3 正しいです。血中のグルコース(ブドウ糖)は、糸球体を通過してボウマン嚢で濾し出されます。

4 この電解質の多くは、尿細管から血液中に再吸収されます。ボウマン嚢ではありません。よって、誤りとなります。

5 かなりの部分で、水分は尿細管から血液中に再吸収されます。そのまま尿排出ではありません。よって、誤りとなります。

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02

1:×
血中の老廃物は、糸球体からボウマン嚢(又は原尿中)に濾し出されます。
よって、誤った選択肢です。

2:×
血中の蛋白質は、血液中に残りますので、糸球体からボウマン嚢に濾し出されることはありません。
よって、誤った選択肢です。

3:○
説明文の通りです。
正しい選択肢です。

4:×
原尿中に濾し出された電解質の多くが再吸収されるのは、尿細管からです。
よって、誤った選択肢です。

5:×
原尿中に濾し出された水分の大部分は、尿細管から血中に再吸収されます。
よって、誤った選択肢です。

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03

正しいものは3です。

誤っているものについては以下のとおりです。
1.文中の「尿細管」が誤りで、正しくは「糸球体」です。

2.蛋白質は分子構造が大きいため、ボウマン嚢には濾し出されません。

4.文中の「ボウマン嚢」が誤りで、正しくは「尿細管」です。

5.文中の「そのまま尿として排出される」という部分が誤りです。正しくは「尿細管から血液中に再吸収される」です。

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