第二種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働衛生 問16
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働衛生 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
脳血管障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 脳血管障害は、脳の血管の病変が原因で生じ、出血性病変、虚血性病変などに分類される。
- 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。
- 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓などが剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。
- 脳梗塞や脳出血では、頭痛、吐き気、手足のしびれ、麻痺、言語障害、視覚障害などの症状が認められる。
- くも膜下出血の症状は、「頭が割れるような」、「ハンマーでたたかれたような」などと表現される急激で激しい頭痛が特徴である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 脳血管障害の定義です。本肢は正しいです。
2 本記述の通りとなります。出血性脳血管障害の典型的な分類となります。本肢は正しいです。
3 本肢の説明は逆転しています。脳血管自体の動脈硬化性病変によるのは「脳血栓症」で、心臓や動脈壁の血栓などが剥がれて脳血管を閉塞するのは「脳塞栓症」となります。本肢が誤りとなります。
4 本記述の通りとなります。
5 日常生活で突然に現れる症状がくも膜下出血です。本肢の記述は正しいです。
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02
動脈硬化症病変によるものが「脳血栓」であり、脳血管を閉塞するのが「脳塞栓」です。閉塞の「塞」と塞栓の「塞」に同じ漢字が使われているので覚えやすいと思います。
他の選択肢1,2,4,5については正しい記述です。
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03
2:○
3:×
4:○
5:○
誤った選択肢や3です。
虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳血栓症と、心臓や動脈壁の血栓などが剥がれて脳血管を閉塞する脳塞栓症に分類されます。
説明文では脳血栓症と脳塞栓症が逆になっています。
その他は説明文の通りです。
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